2010年12月31日金曜日

2010-12-25

  1. 温泉というのは家族のことを思い出す場所だ。言うことを聞かない孫とたしなめるおじいさんのやり取りが漫談のようでおかしい。子供の頭をぐるぐるタオルドライしているお父さんの気持が手に取るようにわかる。人間は外部にある同じ感情に接続して、同じ感情を共有しているのではと思うのである。
  2. 腰の痛みはなくなったが、頭と腹部の痛みは残っている。何だかよくわからないまま机の引き出しに太田胃散が入っていたので飲んでみた。食欲がないのにワインが飲みたい。
  3. 冷えすぎたためか腹痛と腰痛に耐えきれず、これは暖めないといけないと温泉に行くが、込んでいた。湯船でいくら暖めても寒く感じるから、炎症があるのかも知れない。毎年のようにこの時期飲み屋で感染するためノロウィルスの抗体はあると思い込んでいたが、罹っているのかも。
  4. 学生時代はトラークルはあっさり読めると誤解していた。無知過ぎた。こんなにも仕掛けを駆使しているとは…詩は奥が深すぎて辛い。だが過剰修飾、過剰造形は不要、と言われた途端に雲散霧消してしまう儚いでもある。世界はその儚さと無意味さに支えられている。
  5. やっぱり、ちょっとした論文でも果てしなく大変だ。「仕事も研究も両方捌くんですよ、巧くマネージメントして」と人生の先輩にはさらりと言われるが…能力の少ない自分は浮世の方を捨てているかも…作業が進まずつい弱音が…
  6. しかし、アメリカ流の「励ましの声が殺到」というのも、それはそれで圧力めいていて違和感を感じるのだ。究極の状況では「ちょうどよい真ん中」というのが多分ないのだろう。
  7. おお、編集者の方はすごいですね、良く勉強していて。実はいただいたツイート経由で随分本を買いました、今年。 RT@asahipress_2hen: 円地文子『食卓のない家』(79年)に感動しました。RT@garonnne: 山本七平関連で、「日本では犯罪加害者の家に抗議や脅迫が
  8. 山本七平関連で、「日本では犯罪加害者の家に抗議や脅迫が殺到。一方アメリカの大量殺人犯の母「私に届いた手紙の大半 が励ましでした」」 http://bit.ly/hyNM8T 善し悪しの前にこの違い何?
  9. それを考えて、人を救いに海の外に出て行く人がいる。一方で横文字に蕁麻疹を出して海外拒否で固くなる人がいる。人生色々で会社も色々なんだからどちらでもいいはず。マイノリティーを排除してモノトーンになるのは危険だと思うけど。
  10. 救いを求めて渋谷駅に海を渡って来る人はいない。救いは要らないから黙って金を寄越せ、とはプラザ合意前後から言われ続けている。何故人徳がないのか、少しは考えた方がいい。「支配されるのなら日本でなくアメリカがいい、とアジアの人が思ったから敗けた」(山本七平)
  11. 夏にミュンスターで見た人、オリエントの弦楽器をかき鳴らしている、ベルリンの地下鉄のへたくそな人たちとは違う音。よく見ると膝から下がなく躄車に乗っている。「日本は平和です、変な人たちが来て問題を起こすことが少ないから」と小学校の教室の読経。
  12. ふと石原慎太郎を思う。鯖の水煮の缶にコインを落としてきた自分たちは「社会民主主義者」になってしまうのだろう。何が悪いのか?彼については前にも書いたが、誰かが「王様は裸だ」と指摘して病院に連れて行ってあげた方がいい。息子達は何をしてるのか。
  13. 今は夜ギターの若い人たちがいる辺りには傷痍軍人の人たちが白い軍服を来て下を向いて座っていた。驚いている自分に母親が「お国のため」という言葉を切れ切れに言っている。手や足の一部を切り落とされた人たち。
  14. 渋谷駅のかまぼこが並んでいる形の駅舎の夢を見た。東横線?プラネタリウムがあった側の建物。山手線で通りかかると薄暗い寒そうなモダニズムの建物。

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