2012年9月20日木曜日

2012-09-19

  1. コーヒーを切らしているのを思い出した。寄り道してコーヒーの粉を手に入れてから仕事場に行こうと思う。台風がいなくなった後、空気は濁ったまま動いていた。今はすっかり冷えて静まっている。ドイツのイトーヨーカドー的な処で買った長袖のTシャツを発見。
  2. 時間は消えて行くものではなく、じっと動かないで、どんどん増えていくもの、過去は鮮明なまま目の前に増えて行くものだ。生々しい過去と見つめあっても心が動くわけではない。少し哀しいのだが、なす術がない、という感じか。
  3. 西東詩集のある詩が頭から離れないのだと思う。季節が急に変わるように、急に何かを思いついて心が別の局面に入って行くものなのだろう。急に秋が来てそのまま暫く秋が続く。
  4. 他の人の喜びを喜ぶ。その時に普通に乗り移っている。精神は日々離脱しているわけで、それが正常な人間ということだと思う。今日も霊魂は朝日の中を飛び回る、という感じ。一度飲んだコーヒーの濃い香りがいつまでも消えないという感じか。
  5. そう言えば週末から上京して都内で仕事なので、着るものの準備だけはと夜のうちにジャケツを出しておいたのだが、こんなに涼しいのならば普通の黒いスーツをぶら下げて行った方がいいかもしれない。長袖のシャツと。それとも都内は熱を持っているから、また重荷になるだけだろうか。
  6. デザリングやりましょう、ということになったの?実は2年間の兵役義務を終えた後、そっとauに移ろうと思っていたのだが、引越しなしですむのならばそのほうがうれしい。だがしかし、iPhoneも陳腐化した気がする。J氏がいなくなって1年だが、この世の中だから転落も早いのでは?
  7. 何かを言い表すために、比喩で置き換えを行う、というのではなくて、比喩は比喩で何かを掴む、ということそれ自体、の気がする。言い表すという目的に従属するのではなくて。例えば何かを自分が受け入れなければ成らない時、うまい比喩を探しているような気がする、自然に、自分は。
  8. 受け入れなければならない何に直面している時、曰く言い難い何かを表す比喩を見つけると、本当は関係がないのにほっとしてその何かを受け入れる気分になる…、というか心が違う地平というか視点に移行して別の心として受け入れている、というか。

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2012年9月18日火曜日

2012-09-17

  1. 今回は真面目に準備していたのだが、幸いにして二三度家が揺れた程度でもう暴風は北に抜けたと思う。これはもう大丈夫だ、と自分が考えると、不思議なもので虫も同じことを思うらしく、草むらからすだく声が聞こえてきた。角度が一度か二度ずれただけで天と地ほどの違いだ。
  2. 雨風の音を聞きながらねじまき鳥クロニクル第三部を読む。いつものことながら本は同時に複数読む癖があるので、島田雅彦・エトロフの恋と交互に読む。一つに集中すれば効率が上がるのに、中学生以来のながら勉強の習慣に捕われている。まだ少し読み残している。

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2012年9月16日日曜日

2012-09-15

  1. 昨日は一日中根を詰めて働いたが、夜になっても「作業の切れ目」が訪れず、晩御飯も何を買ってきて体に入れたのか定かでない。諦めて寝るべきだと理性が言うが、「何か解決策があるはずだ」と執念なのか怨念なのか、耳元で囁く自分がいて、結局3時半に解決し、一時間ほどワインを飲んで放心して寝た。
  2. どのような仕事も同じだと思うが、自分らは年に何度かは必ず徹夜作業になる。授業に追い立てられている時はやはり制約されてしまうから、夏のSemesterpauseがどうしてもこんな調子に。体に悪い。そして世間からは暇人と誤解されている。
  3. というか、世間の人は我々を暇人と見做したがっているからそうしているのであって、意図的な、多分政治的な解釈であり、誤解ではないのだ。だから反論しても仕方がない。他者への悪意によって自分を支えている、という部分が人間にはある。
  4. 理由なき善意、根拠なき愛情も人を支えるためのものなのだろう。かなり強い台風が嫌なカーブを描いて近づいてきている。今は嵐の前の静けさ、大雪の朝のような静けさだが、時折台風から飛ばされてきた風の音が混じるようになってきた。鳥も虫も静まり返るのがいつも不思議だ。
  5. もう雨が降り始めた。洗濯物を乾燥機で乾かさなければならないのが嫌だ。ざわざわと静かに雨が木の葉や草を叩いている。間違いなく大きな嵐が来る。オリーブ油と味噌が切れかけている。気付け薬も足りない。暴風の中で芋の気付け薬がないと気分が暗くなる。その前に庭の手入れが必要だが、この雨では…

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2012年9月14日金曜日

2012-09-13

  1. 最大瞬間風速70mの台風がまたこちらに。東シナ海を通るコースだから、かすっていったとしてもかなりのダメージを受けると思う。右に折れたりしないで欲しい。だがよく考えればどちらに向かったとしてもそこには人がいるわけだ。
  2. 福島第一サティアン、を単なる言い間違い、と言っているらしいけれど、言い間違いは潜在意識の現れだから、「私は原発=サティアンと内心思っています」と語っていることになるのだ。釈明になっていない。重い病気ではないのか?怖い。
  3. 若い頃プロデューサ志望だったことがあるのを思い出した。橋本とそのまんま東とベルルスコーニを対談させ、毛利三兄弟を特集する歴史雑誌を作ったらどうだろう、とふと思いつく。来年から今まで以上に悪くなる。日々の責任を果たすだけで精一杯である。
  4. オリーブオイルの料理の後、パンに玉葱の香りをつけて炙り、蜂蜜と黒胡椒と毟ってきたイタリアンパセリ(多め)を挟んでデザートに。酒ばかり飲んでいるから思いつく食べ方だと思う。ユーカリの蜂蜜とはかなり高そうな代物だけど、なくなりそうだ。補充しておこう。

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2012年9月12日水曜日

2012-09-11

  1. 必死に詩作に励んでいたところ、固定電話が鳴り、親子喧嘩の家内が「息子を叩きだすのでよろしく」と言って切る。「話し合いは面倒だ、もう関係ない」と「英語の勉強は面倒だ、しない」とでは同じ主張なのに。だが、話し相手の息子が来るとますます酒量が増える筈。
  2. 血の凍るような絶望譚を書こうとしていたのに、センチメンタルシティロマンス的小品が生じてしまって狼狽しつつがっくり来ているところ。この角砂糖の道を行ったら駄目だ。破壊の道だけが生きる道だ。
  3. 明日も睡眠不足だ。そもそも夜明けとともに目が覚めて、頭が冴えてしまう日が続いている。うまく眠れない。明け方に嫌な夢を見ているから。不快なシーンがあるわけではない。淡々とした、何も起こらない無色無味無臭の夢だ。
  4. 刃物で指を切っても血が流れないような夢だ。プラスチックを熱して溶かして、ご飯にかけて食べてるような後味がある。これからその夢を見て、明るい鬱の表面をつるつる滑るのかと思うと寝所に入る気がしない。
  5. 挙句の果てにiPhoneを探す、のお世話になって仕事場の机で寂しく冷えている様子を今確認した。情けないことこの上ない。問題は明日の朝、自分を起こしてくれる目覚まし時計がないことだ。

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2012年9月11日火曜日

2012-09-10

  1. 大陸的な蛇の道には行かない気がする。どれほど苦しんでも昔ながらの道に戻ろうとしているということははっきりしている。タイムマシンがあれば小泉竹中の時代に戻って、「あれ」をやめさせたい。
  2. 日本風の経営に罵声を浴びせて「切れ」と気持ちよさそうに言い放つ人が大勢いた。「そんなことをしたら技術流出する」と発言する聡明な人がいたが、誰も耳を傾けなかった。ポピュリズムの気分はまだ続いている。
  3. 韓国との話も結局今まで通りに議論はされず、沈黙のまま先送りされて行きそうだ。KT時代も先送りは良くないと語られ続けていたが、それはその通りだが議論しなかった。一時のノリで判断停止して、その放擲の無責任を何か新しいことが来る気配、と読み違えていたのだ。いつまでも議論しない。
  4. 気分、ノリ、ラッキー、か。うんざりする。「だって重苦しい真面目の世界に我慢しているんだから、羽目外したいでしょ」か。違う気がする。「重苦しい真面目」が本当に正しいのかを議論しないから、重苦しくなっているだけで、要は怠慢ということでは?
  5. 背の高い庭木を二本剪定した。猿のように木によじ登ってノコギリを使った。作業中ずっと、調布に住んでいた時代のことを思い返していた。空気に枯れ葉の匂いが混ざっているからだろう。多摩方面は秋が美しい。
  6. 保険の担当者が仕事中に来る。特約を増やして欲しいという話だったようだ。先方はけんもほろろ、と思ったろう。だが給料が激しく下がっているのだからむしろ減らす局面である。前の仕事でドイツにいたことのある人らしく、ドイツ人女性の手厳しさについて雑談して去っていった。
  7. 生保にはこの仕事についてすぐに勧誘の人に誘われるままに入った。誘われるままといってもあれこれ質問して確認して、「基本形」と変えた契約をしたが、「東京の人は違うんですね、勉強になりました」とか言いながら、その50絡みの人は内心不愉快だったのだと思う。
  8. 細かい理屈を並べないで男なら黙って適当にハンコをつけ、と思っていたのではないかという気がする。突然妙なハイテンションで茹でたタケノコなどを持ってきて驚かされたが、契約後は全く顔を見なくなったから。そういうものかと思っていたが、…
  9. 他の同僚とは篤く交流していたようなので、自分だけ露骨に敬遠されていたのだと後刻知った。掌を返す、というか。「この地域の教育公務員はこの保険に入ることが決まっている」と言うものだから共済の人かと思っていたら民間の保険会社だった。
  10. 小泉時代の悪口をつい言いたくなるが、「理屈を言わずに地域の人間なら黙ってハンコを」「契約書に何が書いてあるか見るな、私を信用しないのか」の地縁血縁依存は「合理主義」改革後、この田舎でも見なくなった気がするのはよいことだと思っている。というか敬遠されているだけかも知れないが。
  11. 今日は来客が続いて、その後数学の先生がSpätburgunderについて質問に来た。今日は偽ビールを飲んで肝臓を休めるつもりだったのだが、スーパーに入るやSpätburgunderという語が頭から離れなくなり、輸入ワインだけで大棚を作っている店だということもあって探すが当然ない。
  12. が、心が弱くソーヴィニヨンの安いのを買ってしまった。今夜の目標は、これを1日で飲みきってしまうのはやめる、ということだ。水で割って飲もうかと思う。burgunderはドイツのスーパーでもつい買ってしまう。ドヨンとしたものが好きだ。思えば芋焼酎の甘味もドヨンとしている。
  13. レジで前に立っていた坊主頭の男性は、黒伊佐錦1,8l紙パックを買っていた。一升瓶ではなく紙パックというところに押し出しの強さを感じる。夜はワインにあうものを作る。朝、庭のイタリアンパセリが大分伸びたのを見た。今思えば、食べて欲しい、と言っていたように思う。

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2012年9月10日月曜日

2012-09-09

  1. 有明海のアサリが安売りだったのでセロリと一緒に買っておいた。冷凍しておいた冷ご飯を使ってリゾット(的なもの)を拵えるつもりで。アルデンテにはならないが、香草を沢山使ったのでスープが美味しかった。メシが上手くいくと何故か「勝った!」という言葉が頭に浮かぶ。
  2. 息子が英語で13点だった、というので明日出かけて確かめてくる。「よし、13点取るぞ」と努力しても取れない点数としか思えない。自然に鉛筆を転がせばもっと点が高いはずだ。毎日五食高たんぱくの食事と聞いたが、その栄養はどこに行っているんだろうか。
  3. 成績が悪くてもアドルフの戯画が市長の府で警官になれば大丈夫、と言う人がいるがそれでいいんだろうか。職場でいびり倒され若者がホームレスに、なんていう番組があったらしい。この種の報道はバイアスを取らないと見誤るが、健気に働こうとしても仕事がないという事態が顕在化していることはわかる。
  4. @shamilsh ?品質が低いではなく、供給量が足りない、と書いてあるようですが。
  5. 企業の一員になる生き方は難しそうなので、万一のために自営で仕事ができるようにしておく、という魂胆が自分にはある。家内も多分同じようなことを考えているはず。先方はアロマ系で自分は出版系、分野は違うが。飲み屋程度に落ち着くかも。その時は今日オリーブ油をいじった経験が生きるだろう。
  6. 明るいモールを抜けてレストランに午後入り、外国の男女と自分たちとでテーブルを囲んで、さあsmall talkという夢…自分の潜在意識があまりに露骨に書き込まれていて、この未来はひどい、決して諦めて受け入れては駄目だ、と思わざるを得ない。
  7. 一言で言えば自分が受け身の状況、というか…要するに努力が足りないからこのような潜在意識に支配される。いい歳をして受け身で停滞でどうするのか、と自分に常時言い聞かせないといけない。ともかく警告の夢だ。今自分の考え方は間違った方向に向かっている。恐らく行動も間違えている。
  8. KDDIからtelがあった。先日は迂回会社に電話させると言っていたがKDDI本体から連絡があり、始めは渋いことを言っていたが事情を説明すると過去に遡っての解約にする、となった。やっぱりきちんとしているのだと感心し、怒っていた自分を反省した。
  9. が、少し暗い気持ちにもなった。邪悪なものと昔ながらの日本人の真面目さが混在していて、どの道に進んでいいかわからない間に20年も経っている、という事実を見た気がしたから。優柔不断で停滞しているのではなくて、本当にわからない、というのが正直なところだと思う。

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2012年9月8日土曜日

2012-09-07

  1. 冷蔵庫が空になった。レイシがまだあったのでアメリカのブロッコリに加えてすぐ買ってしまう。泥ゴボウとゴーヤチャンプルーを作る。珍しく卵を使った。三月末に植えて789月実を提供し続けた唐芥子はあと五本で終わる。
  2. 大きく育った唐芥子の苗は今は疲れ切って小さい白い花を咲かせている。日の名残の執事を思わせる傾き方で地面に刺さっている。するべき義務を果たした気配。だが多年草なんだろうか。全く知識がないというのは恐ろしい。
  3. ともかく週末に杭を立てて囲い支えてやろうと思う。それからたっぷり追肥だろうか。もし生きていてくれるのならばずっと生きていて欲しい。「自分」は生きる価値がない。むしろ消えるべき罪や無意味で苛まれるばかり。
  4. だが何故か自分以外のものには生きていて欲しい、という願い以外持てない。理由は判らないがそういうものだろう。自分を「」で囲めば辛くなる。生きたいではなく生きていて欲しいが生きるということだからだろう。
  5. 「」は自分の望みの象徴である。だが恐らく自分が何を望んでいるのかは自分では解らない。だから望みを捨てて生きることが望みを果たすために生きることになるのだと思う。
  6. 花カツオを買ってからちゃんと鰹出汁をとるようにしている。夏休み期間だからできることだが。家内の味噌汁とは違う自分の実家の味に戻ったということだけれど。先日時間が経った味噌汁を飲むとだしの味が全く違うことに気づいた。危ない深さがある感じ。
  7. 味覚の記憶というのは恐ろしくて、小学生の時に日の丸教習所の脇の道をとぼとぼ歩いてくる屋台のおでん屋さんの味と同じだ。あれは時間が経ったが低温で煮出した鰹の味だったのか。ほぼ半世紀後に気づいた。
  8. 小学生のおやつのためにおでんを作っているおじいさんだと思っていたが、夜は酒場になるのかと知って驚いたことがある。武蔵小山の塾に行かされていた数ヶ月があった。塾では本当はなくて母の親友のお兄さんを慰めに行かされていたのだ。
  9. 厚紙を切って作った変なパズルをしていた。「このパズルを解くと将棋が強くなる」と言っていた。言葉というのは図形的なものだとわかった今となってはこの先生の言うことはますます正しいと改めて思う。
  10. 一高の秀才で東大に入ったが精神を病んで働けなくなったからせめて塾をしている、と教えられたけれど、全然病気に見えず、むしろ自然でちゃんとした人に見えたな。夜、ところてんをつまみに深酒をいつもして、そうなると変人になる。
  11. その塾的な何かから目蒲線を使って帰ると、目黒駅前でおやつのおでん屋さんが暗闇に塒を巻いていて、ネクタイを緩めたサラリーマンが冷酒を飲んでいた。これが本物の大人の世界なのかと知った。おでん屋さんは昼も夜も少しでも稼ごうとしていたのだ。
  12. 塾の先生はほどなくして亡くなった。お腹に水が溜まって蛙の腹のようになって仰向けで死んでいたと聞いたけれど。彼の妹である母の高校時代の親友がその次に亡くなり、母は少し長く生きた。父はまだ頑張って生きているが、母の親友の兄のことは全く知らないはずだ。
  13. 妙なアドレナリンが出てきた。これが自分を慰めるのだろうか。なんか違う。でも仕方がないのかもしれない。せめてアドレナリンで踊ろう。アドレナリンは出てきて、去って行く。何も果たさず、もたらさず、勝も敗けもなく消えて行く。
  14. ガス代が5割増えていてびっくり。チャンプルーを作りすぎたか。食欲がない。おでん屋さんを思い出したから、おでんを作ろうか。冷酒で。まだ暑いか。
  15. 家族という密室の中でどのような言葉が交わされていたのかを、ある時「これは間違った関係では?」と認めざるを得なくなって、記録にとり始めた。3年前の11月の記録を読んでいて耐えられなくなってきた。
  16. ここでぐっと飲んで寝てしまう、というのが今までのパターンだったが、ちょっと違うかな、逆に飲むのはやめて水に切り換えよう、と考える。一日3合平均というのは少しまずいからな。3分の1か、せめて半分にしよう。
  17. 酷い不幸がありましたとさ、では死ぬ理由にならない。自分自身を救うことはもうできないが、まだ何か一つか二つ、できる気がする。超低空飛行で水面すれすれをどこまでも南に飛んで行く技量が身に付いている気がする。
  18. 昨日の夜中にヘルダーリンのAndenkenのことを少し考えた。schöne GaronneがSusette Gontardを示す暗号だ、という本を読んだことがある。確かお医者さんかが私的に出した研究書だった。あの本、どこに行ってしまったんだろう。あまり信用せずに読んだのだが。
  19. だが、二つの河が合流して大西洋に到る、Pappel, Eicheのペアとか、やはり暗号化された恋愛叙情詩なのかと思う。海を越えてアジアまで行くのだ。
  20. 命から離れて死ぬ思考はよくない、良いことは話し合うこと、心に浮かぶことを躊躇わず言うこと、という箴言がするりと滑り込んでいていつも哀しくなる。
  21. やはり心に浮かぶことは躊躇わず口に出そう。それが倫理、という気がする。そのためには心が完全に公平な平衡を保っているかを常に確認しないと。人生はシンプルであるべきで、躊躇わず口を開く、という目標に集中しよう。

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2012年9月6日木曜日

2012-09-05

  1. 今日も凄い音源を見つけて買った。流行っている歌だと思うがone day we'll be oldと繰返すもの。歌う女性の声の力と響かないギターとの違和感が凄い。何で今までRadioを聴かなかったんだろう。日本の音楽と比べたら駄目なのだろうが、MLBと小学生リーグくらいの差が…
  2. 「日本語が滅びる時」はかなり長い目で見たら現実になるかと思う。日本発のものに期待せずに外国で直接、になって行くのだろう。それが出来る人と出来ない人とでバラバラになって。岩礁をめぐるKリーグとJリーグの覇権争いというのも小人の国の朝礼の講話のようで、寂しくなる。
  3. 終日perlをいじっていたが動かずつまらない一日だった。通信業者をNTTからKDDIに変えたところ、覚えのない「光テレビ」に加入させられていて料金をこっそり盗られていることに気づいて驚く、ということもあった。テレビは子供たちの家に行ったからないのに。
  4. どうせサラ金のCMの最後に一瞬幻覚のように出てくる東京都知事の豆粒のような字で書かれたetwasが契約書の片隅に書かれていて、「あんたが判子ついたあるね」とかになっているんだろう。外部委託の契約業者をかませてクレームできないようにしているから悪質だ。
  5. かみさんの家の方ではNTTに同じことをやられた、と言っていた。実質お役人さん達にシノギをレクチャーする人がいるんだろうか。気持ちが悪い。中身のない音楽を表参道の街宣車で煽って著作権保護とか課金とか怒鳴る行為と同質な気がする。
  6. ソフトバンクは危ないだけで詐欺はしていない。判官贔屓なので、ネット上で社長さんが髪の毛のことで弄られているのを見るたびに、モバイルのキャリアは死ぬまでここに留まろうという気を新たにする。
  7. 技術に依存していたら駄目だと思う。技術というのは中身のないmagic boxのようなもので、頼ることなどできない。富は技術が生むものではなく、技術を使ったソフトの量がもたらすものなのだ。日本の善良な技術者たちはそこをわかろうとしないから、最後に詐欺師になってしまう。
  8. 「お前が人を切っているところをオレは見た、だからオレはお前を切る」オレは切ったよ、だからどうした。人が悪甘いせこいことをする時には、必ず「正義」という言訳のタグがついているもんだ。悪事をしたくない自分は正義と無縁の人生を目指す。
  9. 自分を人非人にする悪徳であるところの執着心が実を結んで、二日間全く動かなかったスクリプトの間違いを先刻全部見つけて全て解決。うまく動いた時に大きな喜びが来て、昔ならテンパイ煙草だが今は勝利の珈琲を飲んだ。これで自作のフィルタで一括処理できるようになった。
  10. だがすぐに達成感は猛烈な疲労感と発熱の気配に取って代わる。血圧の激しい上下動があったのだろう。例によって、何をしても世の中変らないのに、無駄なことをして、という囁きが聞こえ始めた。
  11. 本当に吐き気がしてきた。もう帰って放心でもしていたほうがいいかもしれない。

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2012年9月4日火曜日

2012-09-03

  1. 久しぶりに会議が続く日なので朝急ぐ。うんざりだと思ったが、いざその時間が来ると平静になるばかりかセロトニンが出るらしく、精神の安定にいいことに気づく。情けないことである、組織の歯車になる窮屈さが神経の安定にいいとは。
  2. 歯車になっている時は息苦しさと同時に、恐らくぴちっと収まっている心地よさがあるのではないかと思う。子供の時にオシクラマンジュウがなんだか楽しかったのと似た感覚。自営業になったらこれがなくなるわけだから、ともかく頑張って心を入れ替えなければならないと思う。
  3. 合間に神事があった。ちゃんとした鍬入れの儀などをライブで見ることができるのは恐らく最初で最後だろう。これ、国の施設でしていいのですか、と冗談を言いたかったが軽口をたたける雰囲気ではなかった。自分だって何事もないことを祈りたいわけだから。
  4. 詩が神事であることがはっきりわかった。最初に神を呼んで当たり前の空間を異化すること。光や植物、風のようなメタファーの連続。Orpheusソネットの冒頭のdaはどのように働くか、を学生時代、師にずっと議論させられていたことを思い出した。
  5. 樹が立った時のdaは、宮司さんたち(2人いた)による降神の掛け声のようなものだ。だが小さな詩ではここまでの異化はできない。日常世界を作りかえるためには連作構造にする必要がある。伝統的韻律詩の場合には形式に異化する力がある。自由詩の場合工夫して異化する必要がある。
  6. 異化ができていないと、気色の悪いポエムになる。勿論世の中には気色の悪いことが心地よい、という人もいるからそれでもいいのだろうが。そもそも自分が異化の道具に使っている、飛び回る、とか血とか肉とかの方が「気色悪い」と感じる健常者のほうが多数派だろうし。
  7. 小さな発見がもう一つ。spotlight検索をキーボードから呼び出し、チャチャっと文字入力してアプリケーションを切り替える使い方があると知ったこと。何で今まで気づかなかったんだろう。軽い爽やかな使い心地。超快適。「超」という昔の言葉を使いたくなるほど快適で嬉しい。
  8. それから一気に世界の全てを少女の眠りに変えてしまうんですね。RT@greenpal31: そう、Da stieg ein Baum! と、「そこに一本の樹が伸びた」とは、音韻の呪法としてはまるで別物。RT@garonnne 詩が神事であることがはっきりわかった。最初に神を呼ん
  9. 野菜と焼酎を買うモールは決まっていて、帰宅時ナタマメを見かけてすぐに買った。焼酎のあてにいいはず。近所の元小学校の校長先生に頂いて知った。焼酎売り場でやんちゃな感じの赤い髪の男子・女子に「鹿児島の焼酎って何が美味しいですか」と話しかけられる。
  10. 自分はアサヒしか飲まない、辛口だけど、と教えたけれど、県外の人は理解できないだろう。勧めてからポジの返事を貰ったことがないから。島美人とか言えばよかったか。レジに行くと「彼は苦学だ」と噂になっていた彼がバイトをしていて挨拶される。この焼酎は見たことがない、と言うので勧めておいた。
  11. じきに自分の綽名がアサヒになるだろう。ゲルマンとかゲシュタポより相当ましである。Stasiより若干ましである。ゴボウのみそ汁を作りながら氷で割って口に含むと濃厚な悪甘い薩摩芋の香りが。「よしっ」という感じである。
  12. 毛筆の素養があるらしく、素早く崩した手描きの字が美しくて感心している係長(女性)が縁が金色のガラスの器で焼酎をロックにしているのを先日の会合で見て、これは格好いいと思ったが、その感じの味だ。
  13. 夕刻リルケの詩を思い出して明るい希望が出てきた。晩年のリルケは決して甘いことを書いているわけではないのに、なぜしっかりした希望と繋がるのかが不思議でならない。
  14. 考えれば今日一日いつになく元気だったが、心の底では「自分の望みは果たされない」という事実を確認させる水が常にじりじりと流れていた。ずっと流れていた。だがそれが何だっていうのか。絶望は希望の反意語ではなく希望と同質であることが不思議でならない。

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2012年9月3日月曜日

2012-09-02

  1. グロテスクなものを書いて、一体何になるんだろう、と自分でも疑問だがわからない。理由はわからないが、あと二つ三つは肉や刃物の世界を書くことになる気がする。今すぐに書き始めたい、次のを、とモチーフを搾り出そうとするのだが空回りで、結局また何ヶ月もかけてだらだら進めて行くのか。
  2. 精神に負荷をかけたのが悪く、横になったまま動けない状態。金曜に急な話の進展があり、一件メールしないとならないのだけど、無理だから明日の朝にギュッと絞り出すようにメール流せばいいだろう。優しい人だから怒らないが、何て思われるかはわからない。人がどう感じるかがいつもわからない。

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2012年9月2日日曜日

2012-09-01

  1. プロモーションビデオなのに女の人が何度も自殺する場面を見て恐ろしく、気分悪く寝た。エロス=タナトスをこれでもかと追求する血だらけの暴走シーンもあった。自分もグロテスクリアリズムはやめて、爽やかな朝の写生の俳句をこつこつ作っていく人生に変えようかとも思った。
  2. キングクリムゾンを聴く。古すぎる。懐かしすぎる。これも頭のおかしな人が活躍する、という趣向なのだが、現代の赤裸々映像表現を見た後だと安心できる、ほっとする。牧歌的ですらある。
  3. 先輩の下宿で聴いたあの青春の日から30年後にクリムゾンキングに癒されるとは、想像を超えた事態だ。現状がだらだらいつまでも続いていくのではなくて、遠い未来は想像を超えた変化の先にあるのだと思うようにしよう。
  4. クリムゾンの後、調子外れのギターで何が始まったのかと思ったらMuddy Watersだった。これも癒される。貧しくてがんばっている中年男が、だみ声を張り上げて文句を言っている、という風情。
  5. だが突然「マリアブラウンの結婚」で間男役の黒人将校があっけなく殺される場面が目に浮かんだ。シンプルに生きるのも多分簡単ではないのだ。今日も日差しが強いが、日陰にいると涼しい。

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2012年9月1日土曜日

2012-08-31

  1. 今日も子供の数学の宿題を見に行ったが、そのまま帰る気がせず、深夜のスタバに再び向かってあすの仕事の段取りを書込んだり、書きためたメモを見たり…閉店の蛍の光を聞いてから帰宅。何というか、駄目な自分を疎ましく思いながらハンドルを握る。
  2. 夜、運転中にちょっとした共同研究のアイディアを思いついた。脈があるかどうか知人に相談してみよう。仕事のアイディアというのは希望としてではなく、罪滅ぼしとしてやって来るような気がする。人に対してだったり、世代に対してだったり。
  3. とは言うものの、死ぬまでに、または退職までにしておくべきタスクを列挙して珈琲店で書き留めたが、自分にはこんなには時間がない。だから確かなことは、一生というものは達成感のないままに終わるだろう、ということだ。
  4. 連日市内を往復しているので車も疲れているだろうと思い、歩いて朝のゴミ出しに。ついでに川に沿って歩く。深夜にまた俄雨があったようでアスファルトが黒く沈んでいて、そこに燦々と朝の陽光が降っている。土手道から広い河川敷の先にある川を見下ろすと、黒に近い濃い緑の水が大量に動いている。
  5. 川に近い河川敷は手付かずの雑草の密林のようになっている。草とはいえ人の背丈より遥かに高いものらの密集に蔦類が狂気のように絡まりあっている。遠い高いところから見ると柔らかで厚い緑の綿が広がっているが、近づけば人を寄せ付けない動植物昆虫と臭気の領域なのだ。
  6. 草ぼうぼうが途切れると、輪郭線をくっきり切った子供の絵のように、刈り込んだ芝生の地帯が広がる。人為的なS字を描く遊歩道や小奇麗な樹木が設計者(同僚の彼)の意匠に沿って点在する。玩具で作った清潔な面が川に沿って縦長に多目的グラウンドまで続いている。人の世界と人でない世界の縞模様だ。
  7. 国境線をなくしたり書き換えたりしても人が交じりあうことはないように思う。似た者同士が集まって領域をこしらえ、縞模様や点々模様を形作るだけで、挨拶を越えた理解が進むとは想像するのは不自然に思える。息子はこの地に残る気がする、と無意識に思い込んでいたが、うちの子供たちは母語が違う。
  8. 東京地方の昭和時代人の両親の語彙とアクセントを使う。言葉ほど変化し続けるものはないけれど、それぞれが変化するだけで同化してしまうということはない。人が同化を避けるために発明した道具とも思える。息子も娘も親と同様、混じり合わないどこかの縞に位置づけられているのだろう。
  9. 言葉の磁力に反応して、東に向かうのが自然なのだろう。だがユダヤ系の人たちはどうなのだろう、と思うと、世界というのはやっぱり奥が深く、自分は何もわかっていない、と思い知ることになる。世界は単純でないし退屈ではない。濃い縞模様を見つめるだけでも圧倒されてしまう。
  10. 今日は33℃まで上がるらしい。この夏はずっと31℃程度までだった。夕方隣町で会合がある。歩いていくつもりだったが、無謀だろうか。汗をかくくらいいいか。衛星写真を見ているが、全国的に晴れている。というか東アジアほぼ全域が晴れている。
  11. 砕いた黒胡椒を舐めてから長きにわたってため込んでいたギネスを飲む。粒の胡椒を舐めながらでもいいかもしれない。
  12. sommertime sadnessの歌詞は力強くはないが、ある種の哀しげな希望の歌だと思っていたら、YouTubeの動画を見る限り主人公は飛び降り自殺をしている。読み違えだったのか。それともこの動画が「メタファーでありそれ故現実と逆」というルールにのっとったものなのか。
  13. 飲み会からそぞろ歩きして帰る。気を使った。だがそこそこ人様のためになる対応ができた夜だったかも知れない。自分のため、という意味で考えれば起きてから午前の読み、午後の長い楽しい、そして最後に哀しい打ち合わせに到る時間は心を縦に切るようなものだった。何もかもが早く終わって欲しい。
  14. マタイの29番コラールを聴きながら歩く。勝負しなければならない日に聴く29番。「お前はもう死んでいる」と改めて言い聞かせて乏しい勇気を鼓舞するために聴く渦巻く歌を、人生で後何度「勝負だから」と流すだろうか。この問いに「無数に、数え切れないほど」と答えることの出来る若さが羨ましい、
  15. 空気の水の中を歩いてきた。Himmelsgefallenerという凄い名前の川があり、幅の広い橋を渡った。貸ビデオ屋でキングクリムゾンを借りた。50年遅れてやってきた表現主義音楽と絵画。
  16. 詩は褒め称えのレトリックであれば健全である。だが自分はMahnungとしてしか書くことが出来ない。そこに力の弱さを感じるが…これからも正直であれれば嬉しい。全てopenということで、恥を描いていく、つもり
  17. もう少し、書きかけの原稿を書いて寝よう。またギネスだが、不思議に日本の梨と合う。Birnenだったらもっと合うのだろうか。酒の味に合わせるつまみというものも、不思議なものである。

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