- 雲が蒼い濃いミルクのように空を覆っている。七時過ぎでも夜が明けない。ヘッドライトを煌々とつけて朝礼に向かう。生ゴミを出す車、子供を送る軽自動車が既に走り回っている。
- 車のエンジンを切ると微かに音楽が聞こえる。iPodが何かのはずみで切れなかったのかと確認したが、違っていた。近くのどこかで誰かが電動工具で木を切っている音だった。エアコンの空気にあおられて、机の周りに吊った書類が不規則にがさがさ音を立てる。
- 誰が演奏している、とは言えない音楽。だがこの場合は注意して耳を傾ける、という行為がトリミングやコラージュの働きをしている。聴く人が音楽を作って聴く。だから演奏者や「作者」の著作権だけを保護するのはおかしいのだと思う。
- 現行の規制制度をなくせば芸術が衰退する、という主張も変な話である。商売が衰退するだけであって、芸術が細くなることなどはあり得ない。特権階級がいなくなり、人々のライフスタイルが変るだけで、音楽は形を変えて存続するのに。
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