2011年11月30日水曜日

2011-11-29

  1. 大変難しい局面にいるが、今まで人生で味わってきた本当に悲しい出来事、人を裏切ったり傷つけたりしたことに比べれば、きっとまだましな方だ。この世の全ての事柄から離れて、学問の世界に閉じこもりたい。学問とは罪を償う手だてなのだと思う。だから、そもそも罪深い行いなのち違いない。
  2. 明日の朝も鉛の時代だろう。弱い人間である自分にはこれを変えることも受け入れることも出来ない。鉛はただ永遠に鉛であり続ける。仕方のないことである。

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2011年11月29日火曜日

2011-11-28

  1. 人間というものは克服されるべきあるものである、というのは大学一年生つまりTeenagerの時に読んだツァラトゥストラのどなたかの訳文だと思う。酔っぱらっているので原文を探せない状態。だが自分のこの数日間の悪戦苦闘を経て、「克服される」という受動の意味の酷薄さを噛みしめている。
  2. 昔から時々考えることがある。路上に血の滴る肉が当局に管理されながら清潔に置かれているという社会において、この肉はどこの誰の肉で、何故彼はここで肉塊になって路上に置かれているのか、ということを考える人はいるのか、あるいは考えることは許されるのだろうか。
  3. 「克服、という動詞は悪魔の呪文であり、とりあえずの気分で「上」の揚げ足を取っていれば現状維持はされるので私の「権限」は安泰です」という「子供主義」に対しては、「そうですか」と返すしかない。「ぼく、何もしたくない」という主張に対して、「駄目だ、やれ」と言っても木霊は返ってこない。
  4. 自分は彼らに克服することを求める。だからその返信として、自分は克服され物言わぬ肉の形に切り取られる。それでいいのだと思う。だがもしかしたら、人を愛さない心こそが本当は安寧の世界への鍵であり、生物の自然淘汰として「人間的な意味で」異物を愛する遺伝子が消えるのが正しい道筋だろう。
  5. 人の世は倒錯であり、その倒錯を少しずつやめて行くのが人が世に生まれた意味だろう。一滴も血の滴らない1ポンドの豚肉を夜に食べた。ほうれん草と煮て山葵醤油で食べる。常夜鍋という名前らしいが、一晩かけて物忌みするの意味が常夜では?と内のかみさんが言っている。
  6. 目が覚めると泥沼のような曇天だった。肌寒いが蒸し暑い。土曜日まで睡眠時間を削る以外に時間がない状態だが、それでも間に合うのかどうか。

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2011年11月26日土曜日

2011-11-25

  1. アメリカから来た教会の脇に3階建ての建物よりも高い樹が一本だけ立っている。大きな樹の尖った先端に黒い鳥がとまった。自動車練習場のそばの住宅地の真ん中で、その樹にとっては会話する仲間の樹はどこにも見当たらない。朝日を浴びて、尖った葉が赤みを帯びている。

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2011年11月25日金曜日

2011-11-24

  1. 仕事とはいえ、政治は嫌だな。今朝もまだ政治的なしこりが片づかないぞ。嫌だ、嫌だ、だがこれをしなければみんなが困ることになるから。徒然なるままに自然を観察したりしてささやかな庵で生きるというのが、理想なんだろう、多分。

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2011年11月24日木曜日

2011-11-23

  1. 深大寺で蕎麦が食べたいな。そういえばもう長いこと蕎麦を食べてない。八月に新宿の小田急の地下で食べて以来食べてない。近くの店に入って、ここが深大寺だと見立てて食べてみよう。
  2. しかし…管理することで給料を貰っているとは言え、数百人の若人に加えて何で40過ぎの大の男の立場を取り繕って心のケアまで考えてやらなければならないのかね。ほっとけば組織壊れちゃうし。バカで地位に収まっている奴を見るとむかつく。欲しいのは安らぎだけ。あ〜あ。
  3. フィンランド航空の券を買ってしまおう。今年までは金の算段は出来そう。家族の恨みを買うが、仕事なんで。あ〜あ。結局陸路空路で移動することだけが生き甲斐の人生なのか。一言で言えば、定住が出来ない人間なんだ、俺は。
  4. 昼間はあんなに元気で悪いことばかりしていた息子が急激に発熱して寝込んでいる。こんな時に何故か去年ドイツで知りあった上海の中国人のドイツ語の先生が島田荘司のファンだと言っていたことを思い出した。要するに混乱している。
  5. ふと思うが、全て、とか、世界、等の語を使ってものを考えるとろくなことはない。だいたいにおいて人は世界の極限まで行く必要のない状況で、世界の極限まで行こうと決心してしまう。ちょっとまて、人はそもそも宇宙の果てには決していけないんだよ、と自重を求めるのが我々の責任と言うものだ。
  6. しかし、物を書く、生み出す、という倒錯の世界では、「宇宙、世界、全て」というロマン派の語句を最大限振り回さない限り、何も生まれてこない。本当に困る。だが、宇宙を排除した目の中に、とてつもない深い有機物の色合いが刺さってきたりはしないのだろうか。

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2011年11月22日火曜日

2011-11-21

  1. 発熱気味なのに家が修羅場になり、狂乱の話を聞いていたらまた深夜になってしまった。自分も寝不足で辛いが向うも身体に悪いはず。あ〜あ。愛し合っている人の家庭というものは一体どういうものなのだろう。想像も出来ない。全ての天使は恐ろしく、全ての家族は恐ろしい。

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2011年11月21日月曜日

2011-11-20

  1. ミュンヘンのことを考えた。中央駅の近くも東駅の近くでも気が休まらない。雪が降っていてもチロルまで出た方がまだ温かい気がする。遊園地のような中心部を出ると断食芸人の世界だ。何故なのだろうか。ケバブ屋を規制しているからか。泊まりたくない。バイエルンMのサッカーも前時代的で暗い。
  2. バイエルンのサッカー=ターミネーターの世界は暗いんだ。機械的なセオリーを辿る人=ロボットが五体満足でなければならないと誰が決めたのか。腕のロボットは腕に特化している断片で何故悪いのか。飛び回る目玉は温かい。人体の形に部分を統合しようとする思想は気味が悪い。
  3. 太陽を見ても心因性の体調不良は治らない。朝湯はやっぱり無理だった。洗濯や掃除、片づけで午後になってしまった。昼飯を作ってやろうとしたら息子がいない。自転車がない。どこかに行ったらしい。意欲を失って、何を食べても紙の味しかしない。
  4. 活字を見ることができない。だがこれは神経が疲れ切っているのであって、掃除機のごみ捨てサインの点灯のようなもので、電源を切ってリカバリーするのを待つしかない。文学にこだわる文弱の自分を狂人の一種と思っている人は多いが、自分は文学を介さない人のことを狂人だと思っている。
  5. いつも同じ背広、同じ髪形、イノベーションを嫌う正常な人たちは、ただの文弱に狂人と見られているのに気づくと大変に憤慨する。無価値・無用・よそ者等々を根拠にして必死に攻撃をしてくる。反論してからかってやるとさらに憤った顔をする。
  6. 影で足を引っ張られても、自分は本質的に全てを失ってしまっているので殆ど困らないから気にならない。だが、「本質的に」とはどういう意味だろうか。無根拠の上をふわふわと浮いている比喩の暴走にしか見えないのだ、自分という社会的存在も、社会制度も、この世で幸福と言われている事柄も。
  7. しかし、私はオリンパスユーザーなんですが、カメラを構えているとかなり恥ずかしいのだ、最近。黒いストラップに「損失隠し」と書いてある気がして。
  8. 本田の人が自分の留守中に(帰りがいつも遅いので)「新車が出たので店に見に来い」と何度も電話をかけてくるので家族が怒っている(何故か、あなたが舐められているから押し売りの電話がかかってくる、と言われる…理不尽なことに)。
  9. 娘が生まれた時に買った思い出の車、しかも車検を通したばかりのそれをゴミにしろ、という大変失礼な要求である。しかも給料が1割減でこの先生きていくのもままならないのに、何が「新車が出ました!」だ、アホらし。自分からかけて嫌みを言うのも変なので、先方からかかってくるのを待っている休日。
  10. 女郎蜘蛛の気分で、スパムtelが掛かってくるのを待っている。ピーピーという声で洗濯機に呼ばれた。

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2011年11月20日日曜日

2011-11-19

  1. 一日中雨が降っていた。21時過ぎに中央駅の近くのコイン駐車場に車を入れ、薄暗いアーケード街を抜けて駅ビルで何か食べようとしたが、途中のインド料理に入ってしまう。ほうれん草とチーズのカレーを食べた。熱くて唇を火傷した。
  2. 閉店間際だったらしく、サグパニールを運び終えるとアルバイトの韓国の女の子は店を閉めてまかないのカレーを「美味しい」といいながら食べ始める。小さな四人掛けのテーブルにベンガル語で熱く語りあっているコックの二人とオーナーらしいお腹の出た渋い中年インド人が加わる。
  3. 「ありがとう」「今言ったこと、通じてるよ」と韓国の女の子が日本語で言う。背筋を伸ばしてカレーを食べているインドの男たち。四人いるから雀卓を囲んでいるようにも見えるが、未来的な家族のように見える。一筆書きで書いたようなコックさんの白い服。楽しいけれど短くしか続かない家族だ。
  4. この先社会が壊れても、創意工夫すれば楽しいチームでそこそこ楽しく生きていけるのかも、と、ふと確信した。帰路の国道では雨足が強まり、巻き上げられる水滴が視界を遮る。他の車ともつれあうようにして夜の水煙のなかを走ってきた。
  5. すねが痒い。首筋も刺されている。雨の日は南風で気温が高くなる。まさか新たに蚊が生まれたのか。本当にあちこち虫に食われている。
  6. 「ふと、壁の前に立ち尽くしてしまう。不運の壁なのか、絶望の壁なのかわからない」「悲しくてたまらなくなり、ぼくは人生をやめようと思う」「だが、人生をやめるぼくのことを見る人の眼の悲しさを思うと、更に悲しくなり、人生をやめることが出来なくなる」
  7. 「結局、壁に囲まれた小さな部屋の中に立ち尽くして、足の先から壊死していく自分を眺めたり、何か別の楽しいことを無理に考えて気を紛らわしたりして、いつまでもいつまでも日々を送ることになる。黒っぽい枝と白い根の植物のように、この場所を動かずに」(人生の要約)(人間失格風)
  8. 「家に戻った。白い蛍光灯が胃に刺さるようだった。取りあえず排泄して眠った。それから幾日もサンルームから庭を見て過ごした。何も考えることができなかった。庭には煉瓦が敷かれていて、黒い水盤が置かれていた。濁った水が溜まり、虫の気配もなかった。渇いた沼のように、食べ物のことを考えている
  9. 自分のことを植物になぞらえる人は、他人のことを植物であって欲しいと潜在的に思っている可能性がある。他者はよく動く動物だと見てあげるべきなのに。心が鉄のように凝り固まって調子が悪い。今日、時間のやりくりがつかなかったせいだ。明日、海の方に歩いていって朝湯してみよう。

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2011年11月18日金曜日

2011-11-17

  1. 希望の歌を歌う、ということが余りにも欺瞞的に思えて気分が悪くなる。けれども悪徳に走っても偽悪に過ぎないとも言え、ある種退嬰的な心を攻撃精神で隠しているだけだとしたらこれも欺瞞でしかない。正義は悪であり悪は悪である。黒と黒を混ぜ合わせた白がこの世の色である可能性がある。
  2. 白は不気味な色だ。洗いざらしの骨のような色だ。次のiPhoneを白にする気になっていたが、黒の方がいいかもしれない。だがやっぱり白衣の天使も捨てがたい、という気楽な悩みに時間を費やすくらいなら、寝よう。
  3. あ〜あ、給料日か。面白くない。金を使う暇がない。「健康診断を受診しないと処分するぞ」という恐ろしいメールが来ていたが、そんな暇はない。金を使う暇を作るために必死になって時間を削ってストレスがたまる、という日々。
  4. 働いて金ができると何でもほしいものが手に入って自由人になれる、という錯覚をしている若人を見て胸が痛い。金が出来た時には既に時間は失われていて、金を使うことができないくなっているから結果として買い物には行けないし自由では全くない。
  5. そして親が自分のために消費する時間と気力を失うと、その分を子供たちが食費や携帯詐欺サイトのゲーム代で使うようにある。ゲームは酷いがこの食費によって子供は大きくなる。そう考えると世の中はうまくできている。今度こそ寝よう。いつもと違う悲しさがある。

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2011年11月16日水曜日

2011-11-15

  1. 行方知れずの弟と鳥、という句を寺山修司の映画で聞いた記憶がある。行方知れずの人を探して時間を浪費し睡眠不足になった。努力する人を見ても哀しく、努力をやめてしまった人を見ても哀しい。励ます言葉、説諭の言葉に頷く人を見るのも哀しい。
  2. 若い期待と不安にびしょびしょに浸された人も、モチベーションを失いそうになりつつある中高年と同様、死の影に貫かれているのが見えるから哀しい。けれども約束された失敗に向かう道にだけ、希望や喜びや愛が置かれているのだから、やっぱり同じ道を歩くしかない。
  3. 数日ややこしいことに振り回されたため、イメージで思考することしかできない。今日から冬のスーツ。そういえば余震はこなかったし自分は生きている。未来とはそもそも絶対の不可知だという、単純なことを忘れているのだと思う。

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2011年11月14日月曜日

2011-11-13

  1. 門仲に泊まっているときは駅前のバーに寄るのだが、今日は人と雑談をする気力がなくてまっすぐ味気なく帰る。鬱なのかと思ったが違う、昨夜三時まで飲んで身体が単純に疲れているんだ。思考も感情も全て停止。
  2. 静岡から戻るとき、藤沢で途中下車して何となく体が覚えている散歩道、江ノ島の入口まで荷物を転がして歩いてみた。サザエを食べてみた。オレンジ色の太陽光を浴びている赤ちゃんや小犬を連れた若い男女、厚着の老夫婦。発熱の気配を抱えた自分だけ取り残されている気分だ。
  3. あるお店の看板に、小太郎、と書いてある。小柴胡湯をしょうさいん、こたろう、と発音して立往生していたおばあさんのことを時々思い出す。恵比寿の漢方薬の店。子供時代は月に一度は発熱して白い濃い注射を打ちに、表札に医学博士と彫り込んである診療所に行く。
  4. 薬が強すぎて吐いているのではないか、と母親が言うと、これ以上どうすることもできないから、と先生に言われて、途方に暮れて恵比寿のアーケード街に出て漢方薬局に入ったのだ。処方された高価な薬草を土瓶で煎じて毎朝飲んでいると、自分は嘘のように普通の、身体になった。
  5. 日比谷公園の噴水を見ながら、屋台で買い込んできた中近東風のものを飲み食いしている。人々が身につけている淡い色の組み合わせが目にしみる。隣のベンチで大学生のカップルがかわいらしいお喋りをしている。中高年になっても居酒屋でお喋りする。スナックでお喋りする人もいる。
  6. 野音でロックを慣らしている人たち。まばらな拍手が聞こえる。中高年が演奏するロックは、クラシックに比べ保守的に聞こえるのは何故だろうか。子供時代にドーランを塗っ人たちがソーラン節を歌っているのをテレビで見て、日本人として生きていくことに不安を感じた。
  7. 閉じこめられて駄目になっていく気分がするのだ。アジアに生きていく、というのは打開ではなくて閉じこめられていくことだ。一昨日、進取の精神の意味を少しでも考えているのならその発言はないはずだと言ってしまった。
  8. またひどいことを言ってしまったかと寂しい気持ちになったが、改めて考えても自分は間違ったことは言っていない。暗くなってきた。飛行機に乗らないと。
  9. 最終便の時間が15分も早くなっているのをモノレールの中で気づき、久し振りに少し焦る。今日気がついたのだが、自分は飛行機に乗ることで何かから逃げようとしている。本当は逃げられないと知っているから飛行中後ろめたい。下界に降りて慣れるとこの鬱を忘れてしまう。

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2011年11月12日土曜日

2011-11-11

  1. 雨の羽田に着く。白っぽい服を自分だけ着ている。寒々しく場違いだ。愛用のオリンパスも持ってきた。
  2. 丸善で今回もレクラム文庫のアンソロジーを買う。時々買わないと、この棚がなくなってしまったら大変なので。四半世紀振りに新幹線に乗って、今小田原。三十分で関東を出るとは、流石に速い。
  3. おお、電波もあるのか。ありがたいことである。座席は足元が広いし、飛行機より快適だ。次は熱海?車での移動と違って、途中で降りて魚を食べたりということが出来ない。

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2011年11月11日金曜日

2011-11-10

  1. 野田らはこれほど大事なことを議論もせず、時間ですよ、と言って決めてしまうというが、本当だろうか。自主独立のため払ってきた犠牲をなんとも思っていないのだろうか。だがこれは日本中の職場で毎日見ることなのだ。議論を避けて一方的に決めることをリーダーシップと言ったり、
  2. 現場を理解できない人が迷惑をかけることをトップダウンと言ってみたり。自分の勢力圏にはこうした邪気は近づけないが、誉められたことでもない、とりあえず近場だけちょこっと掃き清めるだけの、猫の砂かけ的、というか、根本的解決を諦めている日本的態度であるからだ。
  3. 今テレビに映ったな、このまま本当に粛々と国は野田に売られていくのか。とても気持ちが悪いな。
  4. よく見かける、小田和正に似た小綺麗なホームレスの人が沢山の荷物を下げて川に沿って歩いている。丁度、100Milesが流れている。人生の中で何かが詰んでしまったのだと思う。
  5. 自分はカウンセラーには向かない。害を与えそうなので決してその役目にはつかないよう気を配っている。生きることに意味などない、せっかく生まれたから勿体ない、という意味しかない。地面に落ちた果物の切れ端を三秒ルールで口に入れてしまう程度の行動でしかない、生きるとは…
  6. …などと言ってしまいそうだから。物思いして銀行の前で信号待ちしていたら、よく知った学生が元気よく挨拶してくる。人間は生きている。対向車がラインをはみ出して迫ってきた。こちらもラインを変えずにバッシングしながら掠るようにすれ違ってみた、何となく。
  7. @xtranoi 銅は枯れた色を指していると思うのですが、全く自信がないです…専門的に読まずに何かを語るというのは本当は恐ろしいことですね。外国語だからですね。日本語なら書いた当人が「それは誤解だ」と言っても、「私の方があなたの書いたものをよく理解している」と言えるんですが。
  8. この中国製の携帯用充電池は使っても使わなくても常に満充電のサインだが、大丈夫だろうか。まあ、大丈夫だろう。中国人だってやるときはやるだろう。今のところ膨らんだりしてないし。
  9. 今日の夕方の会議はそれなりに面白かった。二三の人の今まで全く気づかなかった思いやりの心を見たからだ。年とともに考え方を変えてきている人もいた。人間の奥深さに気づき、僭越と判断の性急さは駄目だということを改めて知ったからだ。
  10. シラーの立ち姿があり、Eichenの細い枝が浮世絵のような渦を巻いている。その向こう側に血のような夕焼け空がある。心がどれほど渦を巻いても、あんたは細い針のように立っていればいいんだと彼に言ってやりたいな。この図を来年の年賀状にすることに決めた。

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2011年11月10日木曜日

2011-11-09

  1. 勢い余ってわかりもしないのに知ったかぶりでブレヒトについての雑文まで書いてしまった。変だな。いい加減明日隙間の時間を使ってプレゼン原稿を書かないと大変なことになるぞ。だが年末調整の書類未提出のメールが来ていた。もう年末なのか…
  2. @oedipa_49 え、読んでいただいたんですか。光栄です。ですが胸騒ぎ通り11日の最大余震でこれが絶筆になれば、oedipaさんが最後の読者かも知れません…。
  3. @xtranoi お仕事も大変そうですね…お願いがあるのですが、以前プロフィールに使われていた、晩景の国、という語を使わせていただけないでしょうか。来月あたりから、Abendlandという詩に訳をつけなくてはならなくなりそうなのです。
  4. 野田聖子議員の赤ちゃんの話を読んで、力を失う。この世は残酷で人間は懸命。夕方は障害のある人についての相談を受けた。治ることがなく、その人が一生をかけて付き合い、和解していかなければならない自己自身、受け入れられない自己自身。
  5. 連作形式の外側に出された、解決できないいくつかの言葉。気がつけば11月で、来年度の人事をめぐる暗闘の時期なのに自分は出遅れている。恐ろしいことだが、土砂崩れのように一気に時が流れて三月になだれ込む気がする。飲み屋にたむろする暇も作れない。

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2011年11月9日水曜日

2011-11-08

  1. 11日(前後)に東京直下型が来る、という噂があるらしい。東京湾北部ならば震源の真上だな。11日に上京して12日に親に会う。数日来胸騒ぎがして、身辺整理をしながら書き散らした詩をブログにまとめる作業にいそしんでいるのは、被災する前触れなのか…
  2. 逃げるわけには行かないからな、日本人である以上。今日、ワニ園という詩を発見した。20年近く前のものらしく、微かな記憶をたよりに昔の自分に出会う不思議な経験を再びした。酔狂なことだ。「ワニ園」が絶筆では格好悪いかも。明日何か書くか、見つけないと。
  3. 比喩の根拠は比喩、という無根拠の言葉遊びをする詩。この世は無根拠だと言って遠い目をして見せる、のが目的ではない。無根拠の追求をしていけばその先に真の根拠があるはず、という追求のつもりなのだ。バロック教会の装飾職人の気分。
  4. だが、この「追求すると真実が…」という感覚は、「努力すると必ず報われる」という巨人の星的というか、昭和的な幻想であるのも事実である。21世紀への変わり目くらいに書いた詩に「努力すれば報われるというありもしない幻想」と記した。その辺りのどこかで我々の共通感覚が変わった。
  5. 努力は報われない、と信じる美しい魂。それはそれで潔く美しい。色も薄く、壁も薄く、服の生地の糸も細い。安くて細い。だが、その薄さは軽やかで宇宙遊泳的であるとも言える。不況でも悪くないよ。食べていられて健康である間は。

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2011年11月8日火曜日

2011-11-07

  1. 90年代の竹中時代に書いた詩を見つけた。確か文芸部の女学生に頼まれて供出した詩。アジアからの留学生をスキーに連れて行ったロッジで書いたもの。なぜ滑らずロッジで言葉を滑らせていたかと言えば、前日の新年会の居酒屋でロタウイルスかノロウイルスか何かに感染して発熱していたのだ。
  2. 竹中時代なので支配者は米国をイメージしていたのだと思うが、一応変数にして書いている。冗長になるので削除したモチーフに、支配者の軍隊が60センチ四方くらいの腐敗しない肉の塊を要所に治安維持のために置く、日本人はその肉のことを見て見ぬふりをして心の安定を得る、というのがあったはず。
  3. 何を考えているんだか…だが、これは意外でしょうがリルケの影響です。リルケは不思議な人で、文学部系でなくても当時は誰でも知っていて読んでいた、手塚先生の注釈の細い字を追いながら。世界とはどこかで眠る少女の夢の出来事というオルフォイスソネットの比喩の働きがよくわからず…
  4. とりあえず同じ働きのものをこしらえてみたのが、腐敗しない肉塊の隠喩なのだが、酔狂な自分は改めてこの喩を展開してなにかを拵えてみようか、というアイディアというか、イタズラの思いつきに心奪われている。いいかがわしいが、どうしてもこうなってしまう…
  5. 酌み直すために、カナダの水と加世田の芋焼酎を混ぜて馴染ませているところ。虫がじーじー鳴いている。
  6. 自分がいかがわしくしていられるというのは、天の恵みなのかと思う。ありがたいことに自分は自由なのだ。
  7. 「あなたは行水で裸になると大喜びになって外に出ていって、アメリカの将校に路上でオーノー、とか言われていたんだよ」と母親に諭されて自制を促されていたが、解放、開放、自由、という語にはいかがわしさが必ずついているはずだ。
  8. リルケは家族のことを書けていない。世界観的だから凄いんだ、は馬鹿げた言い草と思う。そもそも病床観より世界観が優れているの根拠もないのに。リルケより宮沢賢治のほうが上というのは、大胆でも何でもない。
  9. 天皇陛下も入院している。日本語と言ういかがわしい響きを使って、いかがわしい世界を戦闘的に書くことをもう少し続けてみようかと思う。

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2011年11月7日月曜日

2011-11-06

  1. Macbookのトラックパッドが不調で、隅っこを抑えても反応しないで困っていた。調べると物理的部品の不調で、修理に1万円ほどかかるらいし。近くにあった記事に、「左右でなく真ん中を押すと何故か使える」と書いてあったので試したところ本当だった。こういうのは奥が深いのか、底が浅いのか。
  2. 来るたびに同じ呟きをするが、金曜日の夜の天文館が暗すぎて悲しい。宇宿界隈の方が明るいではないか。宮崎の人には悪いが、都城駅前に近づいている。これから大増税と給与引き下げが押し寄せてくるのに、大丈夫なのだろうか。
  3. 先日からプチ身辺整理を始めて、放置していたtumblrの頁に、放置していた昔書いた詩を置いている。あと数日の秋休講の間に支部学会の発表原稿を書き、週末のプチ上京の準備をする。洗濯は今日と明日しか出来ない、あとは全部雨だとYahooが言っている。
  4. しばらく外側の世界にいる。外側から眺めてみると、自分の方ではなく、日本が急激に壊れていく様子がよくわかる。
  5. Googleは相手に合わせてニュースを送ってくるんでしょ?駅伝のニュースの早稲田スポーツ(!)が配信されているんだが…こういうのは素晴らしい、と言うべきなのか、薄気味が悪い、と言うべきなのか…

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2011年11月6日日曜日

2011-11-05

  1. 来週の上京に合わせて授業の出来ない日に映画を見せようと、機材に詳しい事務の人に頼んでおく。教室での動作確認後、機材持ち帰り、女性は重いものを持つべきでないと言うが、どうしてもこのアンプは運ぶと言う。人にかばってもらうのは不安になるのだが、この若い人もそう考えているのかな、と思う。
  2. 最近耳鳴りがひどくなり、常時ヒスノイズの中にいる。この先悪くなるばかりだから、静寂を聴くということはもうないだろう。鳥が強く鳴いて羽でスレート瓦を叩いている生々しい音がする。いつも音や存在がぎしぎしに充満していて息苦しいほどだ。
  3. 満ちている音の中をかき分けるようにして、少しずつ消えていく音を探り当てて聞く。結末に向かって高まっていく音の中で消える音の一つ一つに注目。現代の音楽や、現代風の演奏を聴きたい気分。

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2011年11月4日金曜日

2011-11-03

  1. 春以来mixiの友が「日本人駄目、騙されている」に反発を感じていた理由は、「思い上がるな、この世は人間など必要としていなじゃないか」だったのかも。ユーロがどうなろうとどうでもいいことなのでは?
  2. @maruyamakenji この人腐っている、と気づくのは先輩にではなく、市井の人に対してなんですよ。後は仰有る通りかも知れませんが、大きな違いですね。
  3. 色々試したがiOS5にしてからのiPhoneの電気大量消費は治らず、一日一回途中給電しなければならない。
  4. 晴れの特異日である11月3日、夏のような日差しが照りつけているので洗濯した。ジーンズに油汚れがついているので古歯ブラシで落とす。そのまま成り行きでおしゃれ着洗いで手荒いすることに。ジーンズは油の匂いがするべきもので、お花の匂いでは格好悪い。気にしすぎか?
  5. ユーロ危機問題への中国からの資金援助、というか介入が話題に。興味深い。
  6. 一月ぶりくらいに家の中で異常の炎が燃え上がり、亡き義父の教えを守って耐に耐えたがちょっと疲れたな。こういう時に酒を飲むと身をかえって苛むので程々にしておこう。胸騒ぎがするので、あちこちに書き散らした自分のアカウント情報が信頼できる人に伝わるようにすることにした。
  7. 家族に渡るとトラークルの妹の手紙のように消えてしまう気がするので。こんなことを気にするのは異常なことだな。しかし人間は生者のある限り生きていて、すこしずつかすれるようにして成仏するものだと思うわけだ。完全に寸断されるのはちょっと避けておきたいな。
  8. 昨夜は赤ワインの気分で、椎名林檎の「昨日のことは忘れよう」というコートニーが出てくる歌を聴いて、そうだそうだ、忘れよう、と妙に開放的な気分になった。天罰があたったのか鉛の風がやってきて、バッハとマーラーとシューベルトをまぜこぜにして耳の穴に入れているところ。
  9. 別の人生を生きても大して代り映えしないだろう。何かを得ればその分何かを失うだけだ。だから人生は一度だけで十分だ。出口はおぼろげに見えてきたのだが、まだ責任を果たしたとは到底言えないぞ。今鳴っているのは何、と見たら「ブリュンヒルデの自己犠牲」と書いてある。ワグナーも入れていたのか。
  10. 自発的核分裂、か。「自発的に勉強しなければ駄目だぞ」と明日説教でもしてみようかな、若人達に。ドイツ語でどう表すのだろう。明日の新聞で調べようと思ったが、他の予定でぎっしりだと気づいて、うんざり。

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2011年11月2日水曜日

2011-11-01

  1. 昨日の蜘蛛はもうベランダに昇ってはこなかった。きついことを言いすぎて友だちを失くしてしまった気分だ。北の山々の稜線がくっきりと見える。お隣の火山灰をさんざんに浴びた高千穂峰は白というか、銀というか、非現実的な色の山肌になっている。

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2011年11月1日火曜日

2011-10-31

  1. 「伝統宗教には固定客が多い」のか RT@historyanddigi: 人文会が『人文書販売の手引き』というものを作成しウェブで公開している。 http://t.co/OPAsYhTb 人文系の学術書担当の書店員向けだが、別の観点から人文学を眺めているようで面白い。
  2. 学園祭期間中は何が起こるかわからず、緊張が全く解けなかった。昨日は安心して深酒をする前に眠りこけていたらしい。朝、洗濯物を干そうとベランダに出ると、一匹のジョロウグモが所狭しと糸を張りまくっていた。労作だが全て取り外してお引き取り頂く。
  3. 蜘蛛をしげしげと観察した。顔にあるのは紫色の目なのか、模様なのか。蒲団叩きの棒に乗せて庭木に落とそうとしたが、抵抗してプラスチックの床に落ちた。棒で触れると攻撃されていると思うらしく、仰向けになり脚を縮めて死んだふりをする。ともかく棒にからめ捕ってヒマラヤ杉の上に落としておいた。
  4. 今夜また蜘蛛は糸を帆のように使って飛んでくるだろう。日差しは穏やかで焦げて濡れたような秋の空気。編集の仕事をしている時、小平の印刷所に西武線を使って出張校正に出かけた。小金井だったかもしれない。二十年ほど前のその日と同じ空気だ。黄色い電車の窓から磨りガラスの蕎麦屋が見えた。
  5. お金がないと言う一方で介入?断固たる措置をとるとは、為替介入で借金を増やすことだったのか。意味ないし。A君もM君も民主党のある方面には口先三味線が板についている人が多い。からぶかししているバイクっぽい。
  6. プロイセンの歴史(魚住昌良訳)、という本を何となく眺めた。15世紀にプロイセンが事実上ポーランド領になったことを、「後のドイツ・ナショナリズムの歴史記述は国家の破局だと見ている。しかし当時は誰もそのようには見なかった。15世紀は国家という概念でものを考えてはいない」
  7. ドイツ系の人も、「管理も遥かに緩やかなポーランドの宗主権下への移行を解放と感じた」13世紀の騎士修道会の残虐行為、現地人の絶滅政策の後、「騎士修道会は修道士としての規則により自らは子孫を残せなかったが、キリスト教徒の新プロイセン国民を欲しいと願い、プロイセン国民を創った」
  8. 民を創るとは恐ろしいことである。「とてつもない恐ろしいことが起こった後、新しい人々が登場し、墓場の上で活躍し、屈託なく楽しむのだ」ここでエフィ・ブリーストの最初のページ、お母さんと縫い物か何かをしているシーンを思い出す。
  9. 今日は少し時間が合ったので、Hueberの語学勉強用のテキストをとり出し、「目の上にトマトを載せている(=見ていない)」「咽に蛙がいる(=喋れない)」等の表現を楽しく学ぶ。受験勉強のようだ。受験勉強をしている頃は今思えば気楽だった。
  10. 介入がどうなったのか調べてみよう。試験勉強で高得点をとる人が必ずしも聡明でないケースをたくさん見すぎているから信用できない。両目の上にトマトを載せていても大学入試くらいはどうとでもなる、ということなのだろう。

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