- 六時の鐘もこれで暫くは聞き納めと注意深く聞く。明るい日差しの広場の写真を撮る。得るものがいつになく多かったが帰国後に明るい展望が開けるわけではない。かつては紙くずをかき集めて帰国するたびに意欲と不安が混じり合った気持ちになったものだが。
- ティアターナ教会の向いのライオンの鼻に五年ぶりに触って用はほぼ済ませた。スタンド風のタイ料理の店でカレーを食べる。辛い香辛料が身体にスイスイとしみるようだった。客も店員も女性ばかりで、唯一男性のサッカーの本田選手風の若者が
- 油断なく店内を見回して、笑わない女子ゴルフの選手風の女の子達に指示を出している。今日も不思議なものをたくさん見たが、ほとんどの記憶はすぐに消えてしまうのだろう。
- 真っ暗な中を鳥がなめらかな声で鳴き続けている。不吉な声なのか、明るい歌なのか判然としない。何もわからないままともかく寝床を出て、行動を開始しないと。判然としていないというのはちゃんと見えているということだ、多分。
- 朝SBahnに乗る時、昔の自分のような日本人の若者たちを見た。彼らがこれから抱えるものを思って目頭が少し熱くなった。もう少し頑張らないとならない。大きな進歩を果たさないまま年だけ重ねてしまったと思うとがっくりくる。だがまだ数歩くらいはどこかに転がる気もする。
- ヘルシンキの空港では親切にもモバイル機にチャージできる場所があるのに、うっかり電源ケーブル類をトランクに入れて預けてしまったのでがっかりしている。だが勇気を出してMacBookに留守番をさせてきたのは正解だった。iOSだけで全て用が足りてしまった。
- あとは指に空中遊泳をさせているようなソフトキーボードに慣れることができればいいのだけれど。帰ったらプレゼン機器に接続する部品を調達して、また実験してみようと思う。機械で気を紛らわせるなどとはいい歳をして恥かしいことだが。
- 今、Fin Airから出発が一時間ほど遅れます、というSMSが来て間の抜けた微睡みから冷めた。提携便への乗り継ぎでないからやや不安だが、30分もあれば入国、乗り換えできるだろう。
- ちょっと待ちくたびれているかも。ビールが美味しいから耐えられる。7ユーロもするのに二杯飲んでしまった。転送されて来た仕事のメールをめくっていたらやる気が出てきた。本当に情けない、仕事だけで人々とつながっている自分が。
- フィンランドのお世話になっているのだから今度は少しフィンランド語を覚えてこないと。向こうはさようなら、とか言ってくれているのに。ルフトハンザと違って体力で圧倒される気がしないのは何故なんだろうか。
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