2012年3月2日金曜日

2012-03-01

  1. 明け方不安に苛まれた。だが不安に駆られて大声で言い合いをしても、声を荒げても絶望が減るわけではないと諦めて、静かに話し合いをしても変わらない、最後に声を上げても最後に沈黙していても、最後の日は最後であることに変りはないと気づき、最後の最後まで声は荒げないようにすると改めて決めた。
  2. 人の心をのぞき込むことが続いた一年間だった。昨夜も疲れ切っていたが、こいつをこのまま帰したらまずいだろうと決心して10時近くまで話をさせた。男の人は既に子供の頃から仲間内での面子に全てをかけている。一所懸命という言葉が脳裏に浮かんだ。嘘を暴かずに無視してやることも大切だと知った。
  3. 懸命に生きている他者の魂を見ると少し胸が熱くなり、自分の魂はまた摩耗して「俺は壊れる方向に向かっているな」と確認しハンドルを握った。腕立て伏せをすると腕は太くなっていくのではなく細くなっていく感覚がある。
  4. 日々、人の心の奥深さ、パイの生地のような多層さに驚き感動しているが、その感動は自分の心の糧にはならずヤスリのように心臓を削る。何かを間違えていることがわかるが、正しい選択肢もないのだともわかる。
  5. 未来へのパースペクティブがないと生きられない、という主張ももっともだと思うが、たとえ全てを失っても草の庵でもあんで植物を見て詩を書くだけで十分幸福であり、時折書いたものを持って友人を訪ねてお茶を飲むこと以上の幸せはない。だが、それは無責任な男の勝手、という批判も正しい。

Powered by t2b

0 件のコメント:

コメントを投稿