2012年3月31日土曜日

2012-03-30

  1. 病院に薬を取りに行く。春と修羅を眺めながらうつらうつらしていた。ストレッチャーに横たわった脳性マヒの女の子に看護婦さんが話しかけている。お母さんが骨折したけどもう大丈夫かって。お父さんはもう仕事を辞めたのか、ずっと家にいて面倒を見てくれているんでしょう、偉いね、と。
  2. 何で笑ってばかりいて答えないの、喋らないと、と看護婦さんが言う。ここからは顔は見えずに黒い短い髪の毛の頭としきりに動く右手だけが見える。白髪のお父さんがやってきた。生きたまま仏になる人がいるんだな、と思う。だが、全く同じ心を持って生まれて同じ道を歩いても、修羅になる人もいる。
  3. 時差ボケなのか、処方された薬が心に働くものであるためか、うつらうつらしながら、今回世話になったオーストリアの裕福な層の友人のことも考えた。糸杉の出てくるあのメンタルスケッチに、本当の言葉がない、とか、何かそのようなことが書いてある。
  4. 自分は空気の読めない鬼と罵られて不幸で死んでも、真実を裏切りたくはないな、と思う。
  5. 不要になった会議資料、という大量のゴミを捨てた。まだ捨て切らない。明日も一日ゴミ捨てで潰れそうだ。輸入のキムチを買ってきて夜食べた。資料に紛れて臓器提供シールを共済保険証に貼れ云々の文書が出てきた。貼り付けるだけでなくHPで登録するとなおいいらしいので、明日確認して見よう。
  6. 全て提供したいし、駄目ですね、と医師が宣告してくれるのであれば、早めに心臓を止めてもらい(それは違法か)、跡形もなく摘出して欲しいと思う。だが生きている限りは22の時から書き続けている「何か」をいくつかの分冊にして世に投げ出したい。運もあるが、それはまだ十分に可能性があるはずだ。
  7. 時差ボケが酷すぎる。いつもは一日で直るのだが…早起きしなければならないとわかっているができない。生身の人と話していても、相手が数時間前にいなくなった人の幻影のように感じてしまう。眠い。
  8. 同時期に就職した知人がいよいよ危ないということで、恩師の一人から早朝telが会った。まだ電話口に出られる間に連絡してやってくれという主旨。いくつかのあてに情報を振って流さなければならないが、ポイントになるある人が捕まらなかったのを理由に一日先延ばしにした。
  9. 先送りしたかったから。一日か二日を争うのは嫌だったから。彼とは長く利害がぶつかり一時期ははっきりと敵視されていた。違う「派閥」の人。だがいよいよ死んでしまうのかと思うと、辛い。5月には行くから待っていて、としか言えないが、そこまで時間があるかどうか難しいと思う。
  10. 昨日から読んでいる哀しい小説を読みながら寝よう。明るい話を聞いたり読んだりしても、胸がかきむしられるだけだ。天気予報によれば、もうすぐ雨が降り始める。

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