2011年6月10日金曜日

2011-06-09

  1. 青と白の固い毬が弾むように、大きめのスクーターが対向してきて、その左のスペースに鼻を突っ込むようにしてすれ違う。今遠い場所にいる三十代の自分と家内は、死んだろうに運転している自分たちの姿を夢に見て驚いていることだろう。
  2. 羽田で彼女の飛行機を待っている間、緑色のラベルのビールを飲んでいた。酒に弱いのに何をしていたんだろう。9月の、今日と同じような曇り空で、彼女は虹色を含む白い生地のスカートをはいていた。寮の近くの公園で遊具を見てベンチで喋る。今日はこの印象を目の裏に置いて世界を見るのか。
  3. 狂犬の欠片でしかない自分を受け入れてくれた人と、自分を憎んでやまない人、自分にとって価値の優劣があるのではない。存在は利得と違う。これも何故かはわからないが、そういうものでしょう。
  4. 寮の目覚めの音楽は、今日はレノンのハッピークリスマスだった。試験最終日だから、戦争が終わった、ということか。本当に面白い人たちだ。屋上に番いのカラスがとまっていて、体操を熱心に観ている。カラスは冗談を理解するから好きだ。ずっと曇っている。
  5. これはいけないRT@Yumit_419: 息子は1ヶ月前から給食の群馬産牛乳をやめ、代わりに九州産の牛乳を持たせたら担任の先生に「皆が危ない牛乳を飲んでいるのに、自分だけ安心な牛乳を飲むなんて!」と怒られた「先生から手紙来てる?」と聞いたら「証拠に残るから書かない…」と言われた
  6. 昼ご飯にするハムを買いに出る。試験期間なのか、でこぼこの顔をした中学生が白いシャツを光らせてたくさん歩いている。イエスが血みどろになる様子を歌う、マタイ受難曲の明るいコーラスが車内に鳴っている。長閑な田舎道だが、窓から手を出すと指がもげてしまうかもしれない。
  7. 昨夜の富士山系=8チャンネルの下劣系の記事もそうだったが、「お前たち愚かな大衆はドイツの実態を知らないがボクは知っている」的啓蒙主義のレトリックで迫られると、「アホはお前の方や」と反射的に言い返す癖のある徳のない自分…
  8. 情報収集に余念のない自分は意見を通すために、または反論するために同じ啓蒙の(上から目線の)レトリックを使うのだ。丘の上の愚者として正しい道を示せないものか。
  9. 数日前に驚いた伝統の仏共産党も、自分も、フジさんも、誰もが啓蒙のへんてこなレトリックを使って怒鳴るのだ。「先生、ボクの方が頭がいいんです」「アタシです」と言い合っている小学校の教室のままなんだな。「ボクの頭腐りました、だからボクの言ってること正しいです」も単なる揚げ足取りだし。
  10. スタンドでガソリンを入れていたらストップせずにあふれ出してきた。危ないじゃないか、と店員に理由を訊ねた。丁寧に説明してくれるが何を言っているのか理解できない。要するにガスが問題らしいが、質問してもどうしたら再発防止できるのか、長い長い話を聞いたが最後までわからなかった。
  11. まるで原子力関係者の記者会見そのものだが、わざとやっているのではないらしい。普通、この局面では最後に「わかりました」と言って会話を終えるものだが、「わかりませんでした」と言ってバイバイも彼に気の毒なので、「そうですか」と曖昧に返答してその場を去る。
  12. 仕事のギアがようやく入って集中力高まってきたんだが、夕方鳥が鳴く時刻ではないか…遅いんだよ、駄目だよ、アホだよ。どうしようもない、駄目だ、もう。幻想と妄想から離れて現実に戻ってきたのだが…

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