2011年6月25日土曜日

2011-06-24

  1. 真夏の空気になっている。暑く、息苦しく、光輝いている街を見ているだけで、軽いスポーツをしている気分だ。海を臨む砂地の上に薄いアスファルトを敷き、その上に白い外壁の商業施設が建ててある。人間はつくづく独りぼっちだ。
  2. 正確には独りなのではなく、もつれあって固い団子玉になった関わり合いの中で身動きができなくなったとき、その関わり合いが歪んで不吉な相貌で圧力をかけてくるときに、孤独だ、と言っているようにも思う。ともかく暑い。
  3. 朝、隙間の時間30分の間に軽い書類をいくつか処理しようとしたが、メールで規則変更の承認を求めてきている。いつもながら「改正趣旨」にイミフの漢字がしれっと連ねてある。行間を読んで「短く要約すればこういう趣旨か」と回覧板に書く。正常な日本語に翻訳してやったわけだ。
  4. これをやると嫌われ、足を引っ張られる。だが自分は今、自分に対する憤りや苦しむ者らになにもしてやれない悲しみが強く、アドレナリンが出てしまっている。酷いことや腹のたつことをされても、相手の緩い首の辺りを笑って観察してやる気分になっている。
  5. 一言趣旨をわかり易く要約して頭に書いていてくれれば、だ、俺がいつもしてるようにだな、大勢の同僚の30分を奪わずにすむんだよ。だが、絶対量にあの人達はそれをやらない。「言質をとられたらどうするんだ、丸投げしろ」と叱る上司がいるから。これが日本だ。
  6. 十年間この非効率を見てきた。世界がすっかり壊れてしまい、もう働くのやめるか、の心境なので、一つ嫌なヤツにでもなって虫たちをからかってやるか、となっているんだろう。黙って死ぬより嫌みを吐いて死ぬほうが功徳があるのではなかろうか。
  7. これ違う、と思い続けてきたのは、「重要なポイントを見つけてそこを変えると全体が改革する」と信じ切っている人達ばかりなのだが、この思い込みはどこから生まれたのだろうか。ある要所をカチッと動かすと、カチャカチャカチャカチャと全部が動いて変わる、的な…
  8. まさかガンダムのメカの影響なのか?部分だけいじるのは思いつきの手抜き仕事で、システムをいじり壊すだけなのに。サッカーのように全ての部分を同時に動かさなければ変革するわけないんだ。なんでそれができなくなってしまったんだ。
  9. 寝よう、明日もしかしたら怒鳴らないとならないかもしれぬので。耳鳴りがする。風が全くない。
  10. 善良な人、丘の上の愚者を装いながら、いざという時に味方を裏切り、陰でこそこそ寝技を使う。こういうのも人間なのだ。つくづく勉強になるが、後味の悪い勉強である。必要な勉強でもない気がする。朝から疲れるが、仕事だから仕方がない。
  11. 静岡県知事の言動も気に入らない。長い目で見れば被害を拡大させているのでは?世界は変ったんだから、リアリストでない人には早く退場して欲しい。
  12. 自分こそしばしお休みしたほうがいいかも。どうも疲れたことを書いている気がする。人間を信頼すると裏切られるので疲れる。言葉、数字、文字列だけの世界に閉じこもって、力を回復させよう。あ〜あ。
  13. 罪の意識を持つことができない人を非難することは可能なのか…「彼は反省しているように見えない」と憤る我々。その彼は、「悪い」ということが解っているが、「悪い」を実感することができない。自分の「悪い」という感覚は、本当に人が「悪い」と言うその感覚と同じものかどうかに自信がないのだ。
  14. 「彼」の不安。「ここは反省するべきだ、は理解できる。反省しないと。だが反省とは何?反省するとどんな感じがするのか、体験したこともないし、わからない」だから人が反省する表情を真似てみたり、「反省文」の雛形の言葉を使ってみたり。すると「お前本当は反省してないだろう」と怒鳴られるが…
  15. 反省って、どんな感じ?自分だけ他人と違う感じ方をしているんだろうか。それはまずい、もっと「みんな」の表情や言葉を学んで、「みんな」と合わせられるようにしなければ排除されて生きていけなくなる。だが本当にみんなはどんな「感じ」を持っているの?教えて欲しいが、訊けない。
  16. このような人のことを考えていたのだが、書いてみると改めて自分と同じでは?という気になるのだ。ただ、「彼」になり代わって書く文には妙に潤いがない。植物の匂いや水の動きを書き留めている時がいわゆる「正常」であり、「この人普通だ」という指標は「樹や風を見ている」ということだけなのだ。
  17. 冷房のない寮舎で余りにも汗をかいたため耐えきれず、帰りに温泉へ。時間が遅かったので明かりを半分消した状態だったが、それが今の東京を彷彿させて寂しげな、落ち着いた雰囲気。暗闇でお湯が黒く光っていて、自分はお湯の中で指を動かして人生を当惑したり呪ったりしている。

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