2011年3月22日火曜日

2011-03-21

  1. 渋いジョークについ反応してしまったのだが、この電波は繋がっているんだろうか。
  2. 天気予報でドイツの情報の前に日本の天気図を見せて風向きの解説をする、というのは申し訳ないというか、やっぱりかなり普通ではない。
  3. 地方議会選挙のための各政党の宣伝用テントが出ていたので、赤、緑、黄色のテントで宣伝ビラを貰ってきた。「原子力発電所の問題に興味がある…」云々言った所、誰も突っ込んで来ない。空気が重い、とても。
  4. リンダウに向かうローカル線で日本人ビジネスマン二人組が車両に乗り込んできた。お互い様だが向うも何をしに来ているのかと思っているはず。人っ子一人いない雨のフリードリヒスハーフェン空港駅に降りる。とてつもなく小さな待合室、尋常でなく大きな空港設備。
  5. メーアスブルクは土曜の午後には何処もかしこもしまってしまうことに気付いて、あわててガソリンスタンドを探しに雨の中を歩いた。時間は一様ではなく別の空間では別の時間が流れているのだと思う。電車に乗ってしまえば別の星に行くことになる。
  6. 山のてっぺんまで行って飲料水とバナナ、ワインを買う。地元の人でなければ分からない店を通りすがりの親子に教えてもらった。その親切なお母さんは話し相手を求めていたのか、なかなか自分を離してくれない。最後に理解したが二人きりのハルツ4家族だった。
  7. 避難所で一日おにぎり一つで耐えている人たち、温かい住まいにいるが、夕食は板チョコという避難生活を一生続ける人たち。白と黒のぶちの、教育を受けた巨大な犬たちが歩いているプロムナード。その犬をコントロールしている赤ら顔の人たち。
  8. 晴れると水面がひたすら眩しく、暗い城の中で写真を撮るのだが逆光めいた光の筋があちこちにあるので細かい制御をしないと物が映らない。今日はいつもと違ってカメラは言うことをよくきいてくれたように思う。勿論隅の歪んだいつもの変な写真だろうが。
  9. 桜島のない錦江湾程度の海だが湖なので水の動きはなく、こぶし大の大きなさざ波が震えているだけである。鴨が緑の毛を光らして泳いでいる。水辺からせり上がっている南向き斜面は当然葡萄の木だらけ。ハリネズミの皮膚のようにトゲだらけに見える。
  10. 消防隊のニュースの「志気は高い」という言葉は、たとえ命を縮めても人のためになることの「喜び」という語と結びついている。あるいは生まれてきたことの「意味」とか。ドイツの人にはわかりにくいだろう。というか、分かる必要はないと思うだろう、普通の人々は。
  11. 大きな音を立てて葉っぱを吹き飛ばす内燃機関付道具の轟音が延々としている。この機械は日本でも見るが、大量の葉っぱを大まかに吹き寄せるためのもので、これくらい少量の葉がぼんやり広がっている状況では、竹箒でさっさと掃く方が早いと思う。さっきからずっと同じことをやっているぞ。
  12. ドイツだ。機械が好きなんです、と言われれば微笑み返すしかない。確かに機械はよくできている。重いが歯車だけは滑らかに噛みあっていて、「大まか」という形容詞は当てはまらない。日本の道具にある遊びやたわみがない。
  13. 改めて観察すると湖面の水の動きが騒がしく見えるのは、複数の波の動きが東西南北あちこちからやってきて収拾がつかない混乱の形で水が動き続けているからだ。朝の6時からやっていたドイツの人の議論の番組に似ている。
  14. 「会議なのに言いっ放しで終えるな」と大学の先輩に怒られた経験がないのだろうか。勿論これだけ人種が多いと「言って終わり」のルールにしないと疲れてしまうのだろう。それにしても大阪の消防士さんの髪の長い奥さんの映像を執拗に繰返し放映して、
  15. 「この大勢の隊員は皆犠牲になる(暗いナレーション)」と、すぐ死ぬ的に言いたてるのはやり過ぎでは…神道とか天皇崇拝とか単語を並べ立てているだけでまるで分かってない人がまくし立てている。神風という単語まで出した。日本人は合理的なんですけど。
  16. 「日本人は一瞬の間に西洋の全てをコピーして」云々を知ったかぶりでまくしたてる奴がいる。「コピーってどういう意味?」と振ると彼らは理解できずに切れるからな。最後は「日本は秘密めいている」の語で話を終えるパターンか。こんなに何も分かってない人が肩書き・テレビジャーナリストとは。
  17. 日本にもみのもんたとか、色々悪い例があるから大きな顔はできないが。何れにせよコピーしたんではなく横のものを縦にしてやっただけですけど。もうやめよう。ヘルダリンを理解しない人がドイツ語母語話者のほとんどであるといところから我我は始めているから。
  18. くだらないテレビ番組にこだわっても意味がないかも。色々な場所があり色々な人がいる。日本だって一様ではないし、一様だったらそれはまずい。
  19. 昨日は、湖の向うに白い壁が見えるのに気づいた。雲だと思っていたがスイスの山々だった。あの白はやはりこの世の色ではない。経済的な理由から横道にそれているのをすぐやめて、ヘルダーリンに回帰したくなってきた。
  20. ドロステ城の地下に湖面まで抜ける穴が掘ってあり、この秘密の通路を作ったのはマルクス・シティクスと書いてある。この16世紀のイタリア人はザルツブルクの大司教でホーエンブルクの離宮を造った人ではないか。何のための穴なのか。
  21. 薬屋の仕事を終えたトラークルが長々歩いていって、庭園の陰に隠れて一晩過ごしたのがホーエンブルク城である。この庭は水鉄砲をあらゆるところに仕組んでいて、客を驚かせて楽しむ、というM・シティクスは冗談の好きな人だった。この穴も何かの遊び?
  22. 「南風が吹くとアルプスが見える」と教えてもらった。そういうことが知りたい。だが得にくい情報。自分の家では南風が吹くと山が消える。灰まで降ったりして。今日は強い北風で、晴れているがドイツ側からアルプスは見えない。
  23. コンスタンツに船で渡って、駅前のマックで書いている。無料無線LANがあまりに速く、快適で、たまっていたものを吐き出すようについ連続投稿してしまった。あまりいいことではない。お騒がせしました。

Powered by t2b

0 件のコメント:

コメントを投稿