2011年7月31日日曜日

2011-07-30

  1. 伊良部投手関係の記事を読んでいた。
  2. どうもいくら学んでも人格はよくはならず、学ぶことはかろうじて倒れずにバランスをとるための行いにすぎぬことに、焦りのような、罪の意識のようなものを感じてしまう。
  3. まだそれほど酷い暑さというわけではない。風が動いていて木陰が涼しい。木陰でビールが飲めたら気持ちがいいだろう。ブロック塀に登ってユーカリの樹を刈った。じっと見ていると伸びる動きが見えそうなほど成長の速い樹。
  4. ユーカリの匂いが好きで、刈った枝を車や部屋に置いておくと野趣溢れる芳香剤代わりである。餅の樹と桧葉は刈ったが西側はとても手が回らない。百日紅のラベンダーが西風にゴンゴンと揺れている。「百日紅が次に咲く頃まではぼくらは生きていないだろう」は福永武彦だったか…
  5. 建設的な話し合い、とか言う、その気持ちが辛く切なくてはなるが、建設という言葉にはぼくは否定的な意味を見てしまう。まさにこの点で自分は自分がいやになるんだ、わかってくれ、と喉元まで言葉は出るが、口からは出ない。
  6. 放恣な感がしてずっと温泉を避けていたが、樹液と花粉と汗と灰が皮膚を粘土のように覆うため身体を洗いにいくと土曜の昼間なので空いている。貸切ですね、と地元の言葉で話しかけられたが聞き取れず聞き直してしまった。炭酸を含んだお湯なので涼しい。
  7. 明け方もとても涼しく、布団をしっかり被らないと寒いくらいだ。温泉場では三十以上あるシャワーは全部あいているのに、わざわざぼくのすぐ隣にピタリと座って足の付け根を丹念に洗っている小猿のような人がいる。

Powered by t2b

2011年7月30日土曜日

2011-07-29

  1. 晩御飯に豚カツを食べ、クレーマーからのtelに怒鳴り返していたら我に返ってきた。明日は淡々と仕事できるような気がする。しかし怒鳴り返すのもなあ…
  2. 加害者なのに被害者だと思い込んでいる人にいちいち腹を立てていたら効率が悪い。黒姫山のように肩透かしする技を磨かないと、いい歳をして、と思われるだろう。あ〜あ
  3. 疲れたので霧島で撮った写真を見た。被爆前、新燃岳噴火前の夕方の草スキー場。去年の夏? http://lockerz.com/s/124418026
  4. しまった、この写真も好きだったんだ。ともかく関東では決して見ないような、真っ赤な車輪の連なり。草スキー場の上には真っ赤な牛肉を焼く焼き肉屋がある。 http://lockerz.com/s/124420590
  5. 学生にアルバイトを頼んだところ、応募のメールがどんどん来て心苦しい。抽選しなければならない。「こんなに安い給料でいいのか」と打ち返したところ。世間に仕事がないということだろうか…
  6. ブルートゥースヘッドセットをなくしてしまった。軽くて小さいからポケットから滑り落ちてしまうのだ。わずか2週間後に同じものを注文する羽目に…あまりに使い勝手がよくて、なくては生きられなくなっているのだった。

Powered by t2b

2011年7月29日金曜日

2011-07-28

  1. 見たい真実だけしか見えない人を批判する人、そういう人が嫌いだ。科学って、見たい真実だけを見る人や、食いしん坊の大犬を愛することを意味するのでしょう。実証とは整理とは反義語で数が増えつづける喜びの意味でしょう。子孫の数を数える旧約聖書のように。
  2. 盗みの件で人を叱った。心の調子が悪くなった。目を閉じるともみ上げの長い男の頭部が見える。誰なのかわからない。自分が罪の意識を感じてしまうのは論理的ではないが、きっと理由があるのだろう。
  3. 罪障感が強くメールが溜まり、仕事場から出られなくなりカップ麺をすする。哀しい気持の時は油っこい食べ物がいい、と書いている人がいたので、油漬けのシーチキンも食べてみる。これじゃあ、駄目だな。
  4. この状況では「Perlで学ぶプログラミング」なんて全く読めないな。外国語の詩を読もう。一字一句、カタツムリが葉っぱを少しずつ舐めるような感じで。
  5. 印刷室まで歩く時に太陽光線をたくさん浴び、少し気持が晴れた。油の食事と同様、太陽光線にも確かに抗鬱効果がある。非常勤講師室に頭のよさそうな顔のぶちの犬がいて、ひたすらぐっすり眠っていた。羨ましい。盲導犬だろうか。眠りたいな。

Powered by t2b

2011年7月28日木曜日

2011-07-27

  1. 欧州映画でも見る冷笑の演出が判らない。他者の人生を他者の人生として受け入れる=一応好きにさせてくれる、のルールの背後に冷笑があるのだろうか。死を意識している人は他人のおかしな体位や手首の動きを見て冷笑するだろうか。
  2. 両親は仲が良かったが、父親の度重なる借財に母親が恐怖で切れてしまってから、母は多分父を憎んだのだと思う。父親の心の冷たさを自分の前で描写したことがあった。父は今母が死んだベッドとタンスの隙間にベージュ色のソファを入れて寝ている。母がその時ぼくに何を言ったか、父が死ぬまで言わない。
  3. 登校する小中学生がいないので、夏の朝の道は広く感じる。桃色のポロシャツを着た老人が、田圃を観察している。筋骨隆々として、首が太い人。道端のケーブルのカバーを、黄色と黒で塗り分けている二人組がいる。子供たちには、お父さんのこの目を通して世界を見てごらん、とは言えないだろう。
  4. 俳句的何かを探すために、図書館裏の木立で耳を済ませてみたり、目に見えるものを何かの要素に還元してみたりする。それだけで様々な不思議な形のものが、次から次へと見つかって尽きることがない。二年ほど前までは、心をこの状態にするのは楽しい作業だった。
  5. お父さんの濁った目を通すと、世界がどんどん美しくなっていく「そんな嘘の世界を見るのは嫌だ」目が汚物を除去するので、水は澄んできて眼球はますます白く濁ってくる。世界をありのままに見る眼球が欲しいが、今から富を築くのと同じで絶対にできない。だがかすかに諦めきれない。
  6. 生身の人物よりも作品を通して解釈されたその人こそが真実のその人である、という数十年続けてきた大前提こそ、単なる迷信だったのではないか。いや、正確にいえば「死んだ人」にするべき方法を「生きている自分たち」にあてはめて生身の世界から離れたのは倒錯して目がくらんでいたのでは?
  7. いや、やはりこの考え方は違う。言葉をできるだけたくさんかき集めたり、集めた言葉をざくざく洗ったりすればするほどやっぱり真実に近づく。だがたとえ真実を手で掴んでも、真実には価値がない、ということだろう。真実を見るよりも見たい真実だけが見えてしまう、というのが人なのだ。

Powered by t2b

2011年7月27日水曜日

2011-07-26

  1. 午後の会議資料を必死に作り終えて放心していたところ。常用漢字表にないので平仮名に直せ、という非常識なメールを見て怒りを制御できなくなった。疲れているだけだ、と言い聞かせる。ホメオパシーのレメディ集に「暴力を受けた時の心の傷」と書いてある。ただの疲労だ、しっかりしないと。
  2. 遅くなるのが嫌だったのだが、車で鳴り始めたギターの音がいかにもビールを思わせるいい響きだったので、深夜スーパーに寄って一缶買う。太い鋼の弦を丁寧に響かせている。晩年のジェフ・ベックだった。出がけにテレビでアルマ・マーラーとバウハウスのグロピウスの踊りを見て気分が悪くなっていた。

Powered by t2b

2011年7月26日火曜日

2011-07-25

  1. 証拠隠滅ではなく埋葬の儀式だったと書いてあるが、本当だろうか。緊急停止装置もない、とも書いてあるが…誤解があるのかも知れない。話し合う必要がある。
  2. 車内に置いておいたサングラスの柄が、熱さのために溶けて曲がってしまった。じっとしているだけで何かのビタミンが失われていくらしく、ひたすら眠りたい。左眼球の痛みは、いつの間にか感じなくなっている。まあ、どうでもいいことだ、男の体調のことなど。
  3. 研究室のテレビが映らなくなっている。このままでいい。もう要らない。
  4. 銀座近くのビルの形が知りたくて、Google Earthの黄色い影分身をその建物の前に落として、ぼくの代わりに見てくれ、と命じたのだが、彼は今首都高のトンネルの中にいるようだ。走ってくる車のヘッドライトがまぶしい。危ない。
  5. 黄色い影分身を地上に引っ張り出してやった。夏の朝のようだ。首都高のトンネルでは軽自動車が突っ込んでくる映像で、本当に迫力があった。彼は今4丁目の交差点近くにいる。
  6. 今さっき迷い込んでいた高速道路から救い出してやった、この黄色い人は分身に過ぎず、友人ではない。「友よ、そこに立っていたら駄目だ」とわざわざ言いに行くのとは違う。マウスでドラッグしただけだ。考えてみれば自分だって、わざわざ出かけていって「友よ、それは違う」とやることを…
  7. もう随分長い間していないけれど、どうしてなんだろうか。歳を取ってしまい、相手を傷つけない距離の取り方ばかり気にして、言質を取られないことだけに神経を使う官房長官の記者会見風の人付き合いになっていて、八方美人を目指して、イツノマニカ、グーグルマップの影分身みたいな人ばかり…
  8. というか、人を影分身化してから接しようとしている自分の問題なのだ。本当は大人になったり丸くなったりしているのではなくて、人の心の現実を避ける木っ端役人風情がうつっただけで、真剣さや愚直さや利害を顧みない仁義などを失っているのではないだろうか。
  9. そもそも自分がそうだからo freund nicht diese töneと言いに来る人もいないんだろう。今日は禁酒しよう。

Powered by t2b

2011年7月25日月曜日

2011-07-24

  1. 8時間以上連続して眠ったのは、久しぶりのことだ。体調はいい。指先は真っ青に静まり返っている。コーヒーを飲みに行こう。悪人でも善人でもコーヒーは飲む。
  2. 今朝は気力が久しぶりに残っていて、思いついたことをメモにとることができた。ただ歩いたり、座ったりしているだけに見えても心のマージンを使い切っていたのだろう。自分だけではない。涼しい顔をしている人も、本当へ追い詰められていたりする。
  3. 富士川氏の黒い風琴という古めかしい訳詩抄を読んでいる。その中にある鴎外訳のファウストの、ニッシェのマリアに祈るファウストの子を身ごもったグレートヒェンの詩に、どうか私が死なないですむように、とある。死と不名誉を免れることができますように、と祈っている。
  4. 駅で目の前に立っている若い男の人の背中に、筋肉やら脂肪やら固い皮膚やらごちゃごちゃとついている。世田谷に神戸屋キッチンがあって家内とその両親とたらふく食べた記憶がある。一休みしてから夜の川岸段丘をホンダの車を走らせて帰る。その後、地下鉄サリン事件があった。
  5. お母さんというより若い女の子が、粉ミルクをとくお湯をもらいに厨房に行くが、吉野家にはお湯はないらしい。男子三人シフトの若者たちは優しく、薬罐をとりだして特別にお湯を沸かし始めた。自分が彼らと同じくらいの歳の時、これくらい赤ちゃんに優しかっただろうか。

Powered by t2b

2011年7月24日日曜日

2011-07-23

  1. 古い友人と話をすると、人の人生が一本の連続した線であると実感する。柔らかい紐のように曲がったりうねったりしているけれど、語る言葉や抱えたイメージはずっと同じで、その有機的な線の中を電気信号のような言葉が、数十年かけてゆっくりと先端に向かい運ばれているようだ。
  2. 何か猛烈に暴れるように、植木の枝を切ったり草を刈ったり、ガレージに転がる家内や子供たちの雑物を片づけてすっきりさせてあげたい。仕事はメッセージではない。歌ったり温泉に入ったりしたい、という捌け口と、バールでテレビを割ってみたい、という暴力の衝動は同じなのか違うのか、わからない。

Powered by t2b

2011年7月23日土曜日

2011-07-22

  1. 山道を時速40キロでのろのろ走っていたら、お巡りさん然とした顔の黒いオデッセイが抜いていった。ロードレーサーでこのスピードでこの坂をのぼっているのなら猛烈な速さと感じるはずなのだが。
  2. 樹木の背は高く、下生えはがっちりと絡まりあって動物を寄せ付けない。亡くなった先生の奥さんから頂いた手紙に「主人は木々に囲まれて好きな本を読んで考え事をしているはず」とあった。また別の世界の木々のことだろう。人より優勢な南国の木々の近くで本を読むことは出来ない。
  3. 先日も空港で某同僚を見かけたとき、自分に気づいて彼は急いで目をそらした。ぼくがじっと目を見るので安心して挨拶を返してきた。九州独特なのか南独特なのかわからないが、東京人には決してない、急いで目をそらす、という所作。心は目に見える形を持っているのだと思う。
  4. 緩い山の起伏と植物らが作る短い線、三角や丸や黒い星形の人間の心の形からなる世界を風景として見ている。水蒸気が青く光って走り回っている。このような世界を見る心は冷たい、と言われる。
  5. ひとの言うことは自己評価よりも当たっていることが普通だ。糸の切れた凧のふりをして、実は冷厳と飛行する鉄のルフトハンザ機のようだ、ということかもしれない。落ちているか飛んでいるかわからない、と言いながら、本当はベルトを握ってエスカレーターを降りている。
  6. このギザギザの機械の形を人間の心になぞらえているだけ、という気もする。

Powered by t2b

2011年7月22日金曜日

2011-07-21

  1. ユーザー辞書ファイルをいじってみたところ、特に文節ごとに変換するのをつとめてやめた場合、ほぼ一発で変換できる。しつこいようだが、何という快感だろう!早くすれば良かった。だがこのような、道具をいじって遊ぶ式の行動を取っている時は、本当の責務から逃げようとしている時なのだ。
  2. この記事、取っておこう。希望という言葉は理解できるのだが、夢という言葉は好きになれない。【明石歩道橋事故】妻が救った命、成長する姿に生きる希望 http://t.co/AXjwD1r
  3. 真夏の光だった。駐車場では北向きになるよう駐車スペースを探した。暑くてたまらないのに、遠くの方でヘリコプターの音がしていた。
  4. 「議会制民主主義では国民は幸せにできない。重要なのはリーダーシップ」(ヒトラーの発言だが、自分の職場そのもの…あ〜あ)<元外交官・佐藤優氏、日本で「ニヒリズムが蔓延しているのが恐い」より引用> http://t.co/Usi66Vu#niconews

Powered by t2b

2011年7月21日木曜日

2011-07-20

  1. え?原田芳雄亡くなったの…哀しすぎる
  2. え!台風まだいるのか。今は東京が雨?
  3. IMEの辞書ファイルをテキスト形式でDropboxに入れているのだが、新しい仕事場用PCのIMEに読み込むことができない。エンコードの問題ようだった。ShiftJis形式で保存し直してから読ませると、うまく言うことを聞いた。
  4. 同じようにMACのかわせみ用辞書もShiftJisのテキストファイルにすると読めるのではないかと思い、実験。かわせみの辞書はrtf,データを全部エディタに貼り付けてタブ区切りのテキストファイルを作った。エンコードを変える時に?になった語は行ごと正規表現で拾って削除してみた。
  5. かわせみは品詞の分け方が細かい。「サ変動詞」などは「一段動詞」に書き直さないと読めなかったので、IMEでの品詞の分け方に合わせて何度か置換処理してからファイルを読み込む。たかが登録語を移送するのにかくも手間暇をかけて、時間を潰す。やっぱり暇人ですね、と言われても返す言葉がない。
  6. IMEのユーザー辞書とかわせみ用の辞書を合体させると、驚くほど変換の精度が上がった…「オレは一体何をやっていたんだ」とさっきは達成感ゼロ、徒労感ばかりだったが、使い心地が良いため嬉しい気持になってきた。さらさらインクが流れる万年筆で文字を書いている気分なのだ。
  7. 朝方寮内のある部屋に98マシンが安置してあるのを発見して驚く。それについてつい口を滑らせると学生が「語ってくれ」と求めるので、せがまれるまま規格戦争やトロン計画のことまで喋ってしまった。自分らの世代は既に、日米経済戦争を体験した戦中派の生き証人、という位置づけらしいのである。

Powered by t2b

2011年7月20日水曜日

2011-07-19

  1. RT@otaku108: 大本営は偉かった。ちゃんと空襲警報出したし、子どもは疎開させたし、悪く言うだけじゃだめ。今は大本営より劣化している。警報はなし疎開なし。
  2. 朝運転中、アジアンパブ・パラダイス、という看板を見て腹の中に棒が入っているような疲労を感じた。ピンクに塗った自転車で走ってくる男子高校生を見て、左肩がひどく張ってきた。要するに疲れているんだ。
  3. 本気で酒やめないと、倒れる…「もう無理」といつも言っている、自分が悪いのに変な人だ。
  4. 今気づいたのだが、evernoteにスキャンして取り込んだ本のコピー(PDF)は自動的にOCRがかかっているらしく、文字検索できるのだ。しかもその本に書込んだ自分の手書き文字までヒットしている。Traumとか、Kasperとか。かなり驚いているんだが…

Powered by t2b

2011年7月19日火曜日

2011-07-18

  1. え、優勝?これは嬉しい。泣けてくる。
  2. 典型的な台風接近時の木々の揺れ方、屋外の鋭い音、スーパーで買い出しする人たちの熱気、お祭り前のような不穏な気分。今回のルートの場合は自分の街に多分被害はない。東シナ海を通られると厄介なのだ。四国の人が大変なのでは?
  3. そういえば今日はGW連休への振り替えで通常の開講日なのだった。世間は休日なのか。蕎麦屋が凄い行列で「月曜の昼日中からなんでみんなこんなに暇なの?」とびっくりしたが、自分たちの方がずれていたのだ。
  4. 群馬産のキャベツが売れないのか、とうとう「宮崎、熊本、群馬産」と混ぜこぜにされて売られるようになった。このやり方で混ぜられると手も足も出ない。
  5. 片耳用ブルートゥースヘッドセットが安かったので買ってみたが、からまるヘッドフォンから解放されて、快適。もっと早く使えばよかった。iPhoneの電話用。音楽兼用にせず専用道具にしてよかった。「工具は唯一つの使い方しかできないほうがいい、ガジェット駄目」と自転車屋さんに教わった通り。
  6. さっきまであれほど大きな音で暴風が吹き荒れていたのに、とんでもない静けさ。もう台風はいなくなったのだろうか。興奮していた街が静まり返って、嵐が来なかった哀しさの気配。ガソリンスタンドでは機械の不調で油がこぼれ、車内はとんでもない臭い。火がついたら困るな。

Powered by t2b

2011年7月18日月曜日

2011-07-17

  1. 佐世保を出る。昨日の夜からずっと、長かった。大人用のジュース(缶ビール)を買って、福岡行きのバスに乗り込んだところ。タコスだけでお腹がすいていたので、いじましく回転寿司をつまんでから小走りにバスセンターに向かった。
  2. 博多で乗り換え、久留米ラーメンを食べる。獣臭くなったと思う。西通りのアップルストアの前を水色の浴衣の女の子が横切っている。ガラス張りの音楽スタジオで着飾ってコーラスの練習をしている人たちがいた。自分を福岡に縛り付けた彼女の苗字を質屋の看板に見て大変驚く。
  3. 丁度日没後の青い暗がりにバスが出たので、海辺の建物も船も虹色の照明が散らばって美しいことこの上ない。だがDämmerungは怖い。昔恩師がこの言葉こそ美しいと言っていたがどうしても理解できない。
  4. 福岡の街を歩いていると、ここには昔の自分が蜘蛛の子を散らした、という塩梅で散り散りに歩き回っているような気がしてならない。土地の精霊に挨拶をする。西鉄電車の青とも緑とも言えない色を見るだけで悲しい。この色は白いペンキをたっぷり混ぜたものだ。
  5. 死ぬときに一人ぼっちだときっと辛いだろう。かつては考えたこともなかった。一人ぼっちで人を死なせることも耐えられない。かつて考えなかったとは随分冷たい。今自分に刃向かっている子供らも数十年後にこの気持ちになるのか。だとしたら優しくしてあげるべきだったか。
  6. 今沢山の友人知人同僚と接して気が紛れるが、友人というものは死の床に付き合ってくれるものではない。もうすぐ死ぬようです、お元気で、とメールを打つぐらいのものだ。家族、と一概に言ってもありようも関係も全く様々だけらよくわからない。
  7. 佐世保ではヒラマサの刺身を食べて焼き鳥の煙を浴びた後、バーで二種類のモルトを飲み比べてみた。邦人バー、外人バーという言葉をマスターに教えてもらう。彼は英語が苦手なので外人バー地域に店を移転したが、その日はたまたま米兵軍属男女若者で大賑わいで困っていたらしい。
  8. そこで英語の堪能な元店員の若い女性が呼ばれたらしい。会計時陽気なアメリカの人がパーティー文化ののりで合流してと誘っているようだ。「今、second houseにいるからとか言ってたみたいだが、妖しい意味ですか」ときいてみると…
  9. 「ダンケというフランス料理(フランス料理?)の店の先にsecond houseという酒場があるんです」とのこと。実は今日昼ご飯を食べにメキシコ料理に入ったら昨日の彼女がここでも働いていて二人で仰天した次第。
  10. 同様のトンチンカンなことを日本中で繰り広げて退屈とは無縁の人生だったが、自分の恐ろしい不徳のため最も大切な青い鳥を手に入れることはできなかった。というより青い鳥がいても大事にできずに食べてしまうワニのような鈍感さが情けなく、恐ろしいが治らないだろう。
  11. ワニは伊豆のワニ園に入るべきだ。そこで他のワニたちと闘え。だが、闘う、という比喩は何を意味していたのだろう。努力し、闘ったことがもしかしたら間違いだったのではないだろうか。自分は今何に気づこうとしているのだろうか。
  12. 心の成長も覚醒も、成果のない手遅れとして常に訪れる、ということだろうか。このような詩を好む心ではなく怯える心が欲しい、と思うがワニの小さな頭ではそれは無理なのだ。ワニはワニ園に行く。ゴジラの場合は南海に帰る。バスは南下中。変な日本映画。
  13. バスを降りたら大雨。傘はもちろんなかった。

Powered by t2b

2011年7月17日日曜日

2011-07-16

  1. 地方にいると知り合いに偶然会う場所、高速バスの停留所に立っている。もう一つ同様の場所は空港ロビー。福岡に向かう西鉄バスを待っているところ。乗れば座席も広く寝ていけばいいだけだが、夕方近くまでかかるトロトロとした長い旅なのだ。
  2. 何もかもうまく映し出されているが微妙に違う。服なのか、顔なのか。多分、心が違う。この美しさは、囚われる必要のない旅人の自由な心が見る景色だ。黒っぽい蔦に縛り上げられるような恐怖がここにはない。
  3. 仕事で必要だがらとジャケットを持参したが、正解だった。車内は冷蔵庫のようにキンキンである。さすが九州電力管内。そうだ、昨日書けなかった仕事のメールを出しておくか。
  4. 宮原で一時停止した映画がまた動き始めた。改めてこの薩摩の映像はいい。画面の薄暗さがいい。常に露出オーバーを避けているのに奥行きがある。濡れたような人工的な色合い。音を聞いていないので話はわからないが。
  5. 何故、この世にはいない旅人の心持ちになって、この世の色を美しく塗り替える必要があるのか。お前、無責任だ、といくら自分をなじっても、この人工的な眼鏡を外すと何も見えなくなってしまうんだ。ヒデさんを見ていてもわかるように、旅人は寂しいんだが。
  6. 天神で昼ご飯だったが、折角だからと那珂川の辺りまで歩いて夏の昼日中だというのに水たきを食べ、選ばれた芋焼酎か並ぶ店だったので、やはり折角だけらということで黒瀬のトロンとしたロックまで飲んだ。ジュンク堂の窓際の止まり木にびっしり人が並んで読書をしている。
  7. 既にだいぶ飲んでいる関西弁の中高年の一団の声が響いている。鹿児島の酢味噌の使い方や沖縄のミミガー、やぎのチーズのような豆腐を話題にしている。自分が食べている鳥料理も信じがたい美味なのだった。東京の人に申し訳ない。江戸開闢以来東京圏は食文化が薄いのだ。
  8. 自分のツィートだけ夜になっている。他の人と空気感が違いすぎる。バスの中で今韓国語が鳴り響いている。
  9. 途中ふざけたこともしたが移動を終えて佐世保に収まっている。明日の道順と段取りを確認してから西日の街に出ようと思う。崖や階段の風景やのそのそ歩いている米兵などが横横あたりを思わせる、と書いてみたが、この西日は関東のものではない。
  10. 福岡の町は好きだ。今回はバス網がなくて途中下車を余儀なくされたが、望むところである。太宰府インターあたりから見えるこまごましたビルの連なり、うどん屋や靴屋、ゲーム屋の看板、どうでもいいもの全てが胸に迫ってくる。だが街を歩く若い人たちの色彩の強い服のセンスは異国のようだ。
  11. 街が好きなのではない、本当は。その街の記憶を共有する人への思い出がただのうどん屋の看板にオーラを与えるのだろう。結局人間は人間にしか興味がなく、人間によってしか救われない。街も国も世界も時代も、そこにいた具体的な人達の身体を隠して、隠すことで何か永遠なものに変える不思議な比喩だ。
  12. 居酒屋で煙を吸いなからなんとなく見て思うけど、お父さんとお母さんか話して笑ってない家って寂しい、お金の問題じゃなく。やっぱり笑ってないとならない。この世にいても、この世にいなくても。
  13. 海に近いでかい道、右に緩いカーブ、碁盤目に区画整理された長細い一角、その先の適当に線を引いた飲み屋街、デタラメな匂い、白いペンキ、という一単位。スナックとか書いている赤紫の文字。

Powered by t2b

2011年7月16日土曜日

2011-07-15

  1. 今日の午後も小さな正念場がある。小さな議事録に乗せる小さな言葉のために。アップルの責任者の一人が書いていたが、スティーブ・ジョブズと会う前は「私は既に死んでいる」と自分に暗示をかけてから行くとのこと。年に何度も同様の決心をして、あのガランドウの会議室に行く。
  2. 唯の言葉じゃないか。何の意味があるの?黙っていれば楽だし、飲んで忘れてしまえよ、という囁きが聴こえる。ストレスは身体に毒だよ。黙って目をつぶっていればいいんだよ。だが自分は黙らないと思う。小さな言葉の欠片を撒いておかなければ次の世代は死んでしまう。ぼくらはもう死んでいる。
  3. そうか…ニーチェの生の肯定か…かつてわかった気になっていたが何を読んでいたんだろう…自分は既に敗残しているので、英雄や肯定という語には近づけないな。だが創造や生み出す、ということのためには既に敗れて死んでいることは必須では?
  4. 闘牛士はあの世に向かって一直線に伸びる道をだらだらと汗をかきながら歩いていく。かつてだらだらとニーチェをつまみ読みしていた頃は、ラジカリズムとあの世への憧憬は不可分だということを考えてもみなかった。
  5. バケットにツナとサラダ菜とパセリを挟んで食べた。安売りしていた沖縄産パインの切り身も食べた。これから珈琲を飲むところ。

Powered by t2b

2011年7月15日金曜日

2011-07-14

  1. パウル2世がスウェーデンが勝つと言っている…
  2. 疲れてラガービールを飲んだ。大昔にニュー浅草で飲んだ味と全く違ったものになっているが、全く同じ味が残っている。人間の顔の変化と同じだろうか。「その大きなものの中心あたりをを凝視すると、青春時代の彼の顔があることに気づいた」
  3. 今日は本当に疲れてしまったようで、本棚に差してあったウオトカを出して舐め始めた。わが家の猫が昔仔猫時代にミルクを舐めていた姿と、初老の男が青ざめてウオトカを舐める姿を重ね合わせることはできるだろうか。
  4. すみません、説明不足でした。鬼籍に入ったヨハネパウロ氏ではなく、ドイツの水族館のタコのパウロです。RT@greenpal31: ひまなおっさんですね。世界の心配でもしてろ!と言いたいなRT@garonnne パウル2世がスウェーデンが勝つと言っている…
  5. イワンとかアリョーシャとか、名前を称えながらもう何百回聞いたかわからない高橋悠治編曲演奏のバッハを聴く。..bleibet meine freude...及び、wachet auf, ruft...が、80年代の生活水準を思わせるノイズの中から聞こえてくる。硬質な構成と。
  6. 騙されてはいけない。当時もこのスクラッチノイズにまみれながら「日本経済世界一」とほざいていた「生活水準」だった。常に聞こえる「神国日本」という掛け声が気になる。身の程を知らない限り失地回復もできないと思う。いや、回復だけではなく勝たなければならないんだ、とまだ真剣に思っている。
  7. オウムの人たちが「国家の中枢に信者を配し」と言っていたのを思い出す、原発信者というカルトの人たちの呪詛を聞いていると。オウムの壊滅騒動は実はフィエクで、今の我が国はカルトに制覇された後の姿だと自分は見立てている。そう見立てれば「騙されてはいけない」の言が空しく響く理由が判る。
  8. 息子の幼なじみの女の子が交差点で信号待ちしていた。中学2年生、車内のぼくに軽く会釈して自転車を漕いでいく。この間までベビーカーの中でリネンの匂いに包まれていたのに。お母さん同士の事情があって行き来しなくなって数年。だが人間というものはシンプルであり、…
  9. …ああ、暑いな、お腹が空いたな、よし上手くいったな、程度のことだけを考えて自転車をくゆらせている。男の子と女の子とか、階級や数値がどうしたとか、本当はどうでもいいことで、物見の耳に微かに聞こえる声に過ぎぬと思う。だがこの微かな声に命を懸けてしまおう、と思う時もある。
  10. 仔猫と蒸留酒の老人が重ね合わされるアナロジーの世界にうずくまると、プラスチッキーな安全帽を被って西日を浴びている女の子に自分の思惟が伝わる錯覚が生ずる。
  11. だが思惟も感情も愛情も当事者たちが思いも寄らない遠い平地に生えている白っぽい草にすぎないのだ。生えているのに気づかれないまま消える種子のようなものだ。
  12. 「消える」と書いたところで寂しくはならない。現実を見ると陰影の濃い木陰にたどり着いたようなもので、眠たくはなるが哀しくはならない。何故人が現実から逃げるために必死になっているのか、正直に言えばどうしても理解ができない。
  13. 「多田江戸川区長は、「自分たちが使用するプール清掃を子どもが行うのは教育活動として当然」などと強弁して、江戸川区内中学校のプールの放射線測定も一切しないまま、子どもたちにプール清掃を行わせました」@ld_blogos http://t.co/0vwAfdF

Powered by t2b

2011年7月14日木曜日

2011-07-13

  1. 週末の出張中、博多で昼ご飯を食べるので調べたところ、大きな体育館のような魚料理の店で店内で「釣り」ができる、という店があった。さすが福岡だ。楽しい気分になってきた。
  2. 予算も給料も減っていく。復興のためには仕方のないことだ。だが、ふと思う。今まで働きすぎていた。拡大と成長を意図してやめて、縮小と撤退を目指そう。活性化に背を向けて堂々と睡眠したり、サービスしすぎないよう注意したり。人間の力には限りがあり、人生の終わりは意外に早いのだから。
  3. 会議で「菅総理のように居座られると大変なことになるから、厳しい処分にしたほうがいい」という意見を言う人がいた。皆、「そうだな、菅さんみたいにされたら大変だ」ということになり、この人の意見が通った。一国の宰相の行動が「問題行動」の比喩に使われるとは…しかも説得力があることが辛い。
  4. ドイツ語OCRで検索するとSoftiFreeの情報ばかりで、さっさと落としてきて色々やったがうまくいかない。辞書データのgzファイルが圧縮ファイルだと忘れていて首をひねっているという体たらく。結局動くようにはなったが、詩を読ませているせいなのか精度悪く諦めることに。
  5. こんなことに寝食を忘れて没頭してしまうとは…しかも使えなかったので全く達成感がない。このままでは鬱になってしまう。悔しさを忘れるためにロゴヴィスタのパッケージ版OCRを買おう。3時間無駄にしてこれが結論とは…あ〜あ。

Powered by t2b

2011年7月13日水曜日

2011-07-12

  1. 「汚染食品は健康に影響するレベルではない」そうですが、こういうのを上から目線というんだ。バカな国民を黙らせるのが我々の仕事、というんだから。流石に鼻につくようになった。松本元大臣は上から目線というより暴走というか爆走というか。
  2. また役所は例によって数字で煙に巻こうとしているかな。「年間でのカリウムによる被爆の20分の1に過ぎない」とか言うけれど、肉一回食べただけで年間の20分の1もマージン使ってしまうのはまずいでしょう?「なるべく被曝量を減らすためこうしてください」と、一度でもいいから言ってみたら?
  3. あ〜あ。朝なのに。黒いカリフラワーのような噴煙を背景にラジオ体操の若者たちを見た。かつては噴き上げられる火山灰の景色には禍々しさを感じたが、我が国土にはびこる何も考えない病、現実見ない病の様相の方が禍々しく、噴火口など仔猫がじゃれつく毛糸玉程度のかわいいものに見える。

Powered by t2b

2011年7月12日火曜日

2011-07-11

  1. チキショー、オレの写真はどうやったらTLに載せられるんだ…疲れた
  2. たどり着くことを祈る、雨の篭島三部作だが… http://t.co/TD3B8nL
  3. うるさいだけかもしれないな…虫だらけの干潟と銀色のビール  http://t.co/tfqcRuO
  4. 実験ですので失礼しました  http://t.co/z7VkGWZ
  5. しかし…技術に翻弄されている。ハマチ四切れと細切り大根のつま、シソ、甘い醤油と朝日の当たる東斜面のシラス台地でできた芋焼酎を口の中で混ぜて飲み込む。薄暗くて尖った味だった。
  6. 先週のことも、土日の夜の物思いも全て忘れて夏の朝がやってきたのだが、これでいいのだろうか。なんとなく二重人格の症状というか、変動が激し過ぎて落ち着かない。ともかく人間とは無関係に、もうすぐ夏休みです、と言いたげな明るい朝が来ているところ。
  7. しかし、暫定規制値500という数字を見ていて、改めて普通の25倍程度のセシウムを身体に取り入れているのか、と思う。暫定とはいつまでなのだろうか。結局、被爆もみんなでいっしょに、いっせーのーせ、で、したんだな、まあ、改めて、だが。
  8. 職場も寮も殺伐として感じられるのは、結局のところ自分の心が殺伐としていることの投影なのだろうか。やっぱり能天気になるべきではないのだ…武田先生が「ベクレルの高い牛乳を西日本に移送して、汚染されていない牛乳で薄めて売っている」と書いている。噂の段階だが十分にあり得ることだ。
  9. 「あり得る」と判断する根拠は、「ただちに健康に影響ない」と言って被爆を強いたり、「そもそも線量を検査するな」などという知事が現れたり、線量に注意している人を「風評被害をあおる」と言って攻撃したりの報にあまりに多く接するからです。あり得ない、と考えるほうが不自然な殺伐ぶり。
  10. …外国の旅行者に「日本に来て」の宣伝をしていく、とニュースで流れている。牛肉をタレントが食べて見せている。この宣伝の中では食材が暫定規制値だということは伏せておくわけでしょう?大丈夫なんだろうか?ますます信用を落とすことになるのではないだろうか…
  11. そうだ、堂々巡りの思考にとりつかれるから不幸せになるんだ。きっと堂々巡りが好きなんだろう。子供の頃洗濯機の渦をいつまでも眺めているのが習慣だったから。洗剤が渦の中に溶ける様、泡が立ってくる様子を「毎回同じだ」と観察して確認する小学生。今からでも遅くない。洗濯機の観察はやめよう。
  12. 愚痴になるけどSpiegel注文したら1冊2000円というのはどういうことだろう…4ユーロか5ユーロくらいでしょう?断ったらけげんな顔をしていたけれど…昔はこれくらい払っていたんだな、航空券は高かったしインターネットもなかったし。佐世保行きのバス券は購入した。
  13. AirMacExpressの突然の不調だったが自力で解決(偶然)した。何という快感。シス管の先生に「大丈夫でした」と書いたところ渋い返信が。仕事のできる技術者は謙虚で知的だ。それに引き換え九電の偉い人たちとは…また「部下が勝手にやった」か。昔はこんな日本人はいなかったと思う。
  14. 吉野家の牛丼なら外国製なので安全なのか。最近食材を見て「国産」だと避けようとしている。だが避け続けても生産者が潰れてしまう。汚染除去しかないのに何をやっているんだろう、政府の人たちは。
  15. 「安全だからここに来い」「怖くないから食べろ」「飲め」と外国の人にまで強要するのか。「何も考えずにここに来てお金を置いていけ」では、まるで怖いお兄さんでは?まず少しでもいいから、安全にしてから「来てください」ではないのか。

Powered by t2b

2011年7月11日月曜日

2011-07-10

  1. 寝起きに書棚を見ると赤い表紙の「車輪の下」がある。埃まみれ、灰まみれ。開くとハンス・ギーベンラートがヘルマン・ハイルナーを裏切っている場面のようだった。
  2. 週末は調子が悪く何処までも果てしなく落ちていく気分を振り払わなければならない。落ちていく、落ちていく、なんてまるで若い頃のリルケの詩だ。いい歳をして成熟ができないのか、と思う。
  3. 慢性の寝不足が諸悪の根源。正立方体の肉になったイメージで長い眠りを摂る。一の面を上にしたり六を上にしたり。皮を持たない息を潜める肉。言葉的には不健康だが、活動再開のための活力は戻っている。
  4. 女子のサッカー凄いな、ドイツに勝ったのか。肉になって転がっていたので見ることができなかった。YouTubeで確認しよう。
  5. ハイターにつけておいたセイコーダイバーズウォッチをそのまま洗濯機に入れて回してしまった。だが本当に頑丈な時計で元気に動いている。もう30才くらいになるはずだ。ペリカンの胴軸が抜けてしまったので(2度目…)修理中、シェーファーのカートリッジが引き出しにたくさんあるのを見つけた。
  6. 金ペン堂(まだあるのだろうか)で買った銀色のシェーファーを引っ張り出して掃除しているところ。今改めて眺めると昭和的デザイン。ボディに短いヒビが入っているから復活しないかも知れないが。ところでMacの白いブルートゥースキーボードはめちゃくちゃ手あかで汚れて、しかも落ちにくい。
  7. どうやっても落ちなかったが、100円ショップで売っている「ドイツ製・激落ちクン」というスポンジのようなものにアルコールを吸わせてこすると面白いようにきれいになった。流石ドイツ。素晴らしい発見…スポンジのほうはドロロに。キーボードは新品同様に白々と光っている。気分転換に小物手入れ。

Powered by t2b

2011年7月10日日曜日

2011-07-09

  1. 本日汗をかきながらあった様々な事柄を通して、自分は結局のところ過去と現在と未来に渡る国を愛しているのかと気づいた次第である。だが何故このようなオレつまり黴菌萬が「民間的」なのかな。「そのような高邁な理想は現実的ではない」と役人さんに言われたくない。あたなが語るべき理想でしょ?
  2. 「国」および「国」の名のつく権威を「ぼくとぼくのお友達」の食い物にしないで欲しい。まだ見たことのない未来の、自分とは血縁でない、後輩達の犠牲になることが「公務」の意味ではないのか。突然だが夏に富士霊園に行くことに決めた。
  3. 真昼時に球場脇を歩いていたら、高校野球の選手たちに挨拶された。ジーンズが汗で重くなっている。明日洗濯しないといけない。
  4. 夜のスーパーの駐車場の暗いベンチでパックの白熊を食べているお婆さんがいる。腰が曲がっていて独りぼっちで、一心不乱にかき氷を食べている。5メートル先のベンチでは蛍光灯の光を浴びて、タバコを吸っているお父さんがいる。ミニスカートの背の高い高校生が足音を立てて広い通路を横切っている。
  5. 孤独を耐えている人も孤独になりたい人も、同じ場所で生まれて同じ場所に消える。流れている時間がそれぞれ少しずれているだけだ。何も増えないし何も減らない。全てが押し流されているだけで、だれもが飲みこまれていくという事実にいささかの変化もない。
  6. 尖った樹皮の樹が枯れている。随分背の高い樹だ。小学生の時に京浜急行の窓から夜の家の明かりが次々に流れていくのを見た。頼りない魂のような黄色い光だった。品川駅から親はタクシーを使った。山手線を子連れで乗り継ぐより白金を横切れば安いと計算したのだろう。
  7. マタイ受難曲に代わる何かをデバイスにぶち込んで、人の死を思わずに寝たかったのだが、見当たらない。もう何もかも聴いてしまった気分。駄目だ。音楽のない夜が怖いが、仕方がない。目も耳も石化している。週末は駄目だ。

Powered by t2b

2011年7月9日土曜日

2011-07-08

  1. 仕事先からの連絡がはっきりせず、上京の旅程が組めず困っているところ。来週末佐世保に行かされることだけは決まったが、まだ切符の手配もしていない。出入りの代理店を紹介されたが、ぎょっとするほど高いので断ってしまった。
  2. ずっと大雨だったので、川の水かさが増えている。朝なのに黒い大量の水が流れている。太陽は黙ってすっきりと昇って来たので、今日から真夏の日々だと思う。夏休みはまだ1ヶ月以上先。そうするために大量のエアコンをリースして、辞任するM社長のところから電気を買っている。
  3. パン屋の角でジャージ姿の男が信号待ちをしている。自分にたてついてくるある学生に面影が似ていた。舌鋒鋭いが知識がないため言い負かされてしまう彼。早く知識を身に付けて世に君臨してほしい。決して協力関係にはならず解りあうこともないが、この若者が社会に役立つ一人になることだけは分かる。
  4. その彼が堕落して、もうどうでもいいや、の気分で小太りになった姿を、パン屋の角の黒いトレパンの男性が写し出している。地面の草の茎や木の葉の一枚一枚に、私は孤独である、という意思が備わっている世界をよく思い浮かべる。
  5. 作業中にgoogleの背景をギャル画像にしている若者を注意したが、「そんなことができたのか」と気づき、自分も背景を麦の穂にしてほっとしているところ。
  6. どう見てもこの麦たちが沈黙しているようには見えない。喋ったり歌ったり笑ったりしているようにしか見えない。先日「狩の叫び、血の咆哮」という訳詩行に出くわす。jagdやblutが味も素っ気もなく並んでいるだけだからこう訳すしかない。
  7. でも、何を言っているか分からないが興奮した男の声がして犬たちも激しく吠えている、その音がかなり離れた市中で聞こえる、というのが元の詩なのだった。射止められたウサギか何かの小動物の傷口から血が吹き出している、前脚を突っ張って取り囲む犬、という絵が浮かんで行は意味を成すわけで。
  8. だがここまで訳し込むのは翻訳でないし、翻訳が無力なのではなく、共有した体験という理解の前提を持たないのだから仕方ない。勉強が足りないのも事実で怠けていいわけではないが、「共有の基盤なし」も重く、聖人の持物の知識を持たなければ自由な個人の印象だけを頼る絵画鑑賞になるのは仕方ない。

Powered by t2b

2011年7月7日木曜日

2011-07-06

  1. 雨が続いている。気晴らしに正規表現の本を読む。スーパーではアルコール分ゼロの芋焼酎、という驚くべきものを見つけた。10貫350円の握鮨とともに飲んでみると、発酵した芋の香りに満ちた水だった。霞をかき抱いているようだった。そういう訳で今、本物の芋正中を燻らせているところ。
  2. 「ああ、そんなこと言ってんのバカ園でしょ。気にする必要なし」と今日も松本元大臣風の暴言の私。中園、外園、内薗、前園のセットを除き、西園と北園が多く東園と南園が少ない。気になる。どうして北と西なのかといつも気にしている関東人の私。

Powered by t2b

2011年7月6日水曜日

2011-07-05

  1. アップルのレンタル映画屋はこれしかモノがなくて本当に店なのか?あ〜あ。場末のシャッター通りめいている。寝よう。

Powered by t2b

2011年7月5日火曜日

2011-07-04

  1. 前にもあったのだが、ブレーキペダルの下にペットボトルが入り込むと本当に困る。自分の車は足下にボトル差しがあるからこういうことになるのだが。
  2. 子供時代によく両親に連れて来られた南伊豆の温泉場の橋から川底を見ると、大小のきれいな石が滑らかな水に洗われている。清潔な草を食べる川魚が安心しきって泳いでいるのも見える。その石の一つ一つがぼくの友人たちで、よりそったり転がったり小さく削れたりしている。
  3. 川底の石たちはみんな楽しそうだ。太陽の光は淡い緑色だ。誰も上から見られているなんて気づいていない…これもあまりいい夢ではないが、職場で怒鳴りあっている泥縄的な夢よりもだいぶましには思える。
  4. 横須賀にいた頃はまだ角の尖った野卑な車が走っていた。交通事故で死ぬ人が多かった。タクシーが男の子をはねてしまったことがある。頭から脳がこぼれ出してしまい、運転手の男性が子供を抱いてこぼれる桃色のものを手で塞ごうとしながら、「誰か助けてやってくれ」と泣き叫ぶのだった。
  5. 今の住まいの近くのスーパーでも駐車場で男の子が死んだ。逃げた男の人も確かタクシーが仕事の人だった。普通の展開だが、捕まる前に首を吊って自裁していた。ぼくも罪深く、この運転手さんたちの近くにいる。自分を裁かなければならない時は突然やってくる。
  6. 理想の関係や正しい社会を作ろうとして崩壊する。自分の受け止める力が十分ではなく、目の前で絶望する人を助けられず見殺しにするどころか火に油を注いだり…硬く小さく無力な自分が許せない。「開かれ」のイメージは「神々を受け入れる」に結ぶが、自らの狭い身体を開いての自裁ともつながる。
  7. 美しい理想との蜜月を記したヒュペーリオンが好きだ。時々ちらとそこにある文字を見るだけで落ち着く。だが蜜月が壊れた後の讃歌は、喜びの讃歌ではなくて暗くて怖く、危険だ。自裁を強いる声との格闘。だが裏には「自分」が進化すれば全てがうまくいく、世界が変るはず、という楽観論がある。
  8. 自然世界と自分は連続している、だから自分が世界を動かせるはず、という強い自己信頼。自分の力への自覚があって初めて世界から受け入れられていると感じられる、一人前の、世界と対等の存在として。力に満ちた戦士である喜び。ギリシアの蜜月の裏の感覚。「全て自分のせいだ」は力の自覚と表裏だ。
  9. 自分自身を諸関係の中に置いて薄めて、動かしがたい状況に翻弄されるだけの小さな石ころと見立てて、「仕方がない」と呟くことと、正義と理想と自己責任からなる世界とのひどい落差が自分だ。強力な神的な自然を離れて、小さな自然に戻らねば、と思う。
  10. つまり土に触ったり、他の生き物に手を触れたりすると自分の小ささがわかる。イエスの横に立つ、という詩も自分の小ささを確認するということだろうか。夜郎自大になるという意味でなく。
  11. 学生時代に書いた観念小説のような文を書き連ねてしまった…青春の文学に触れたせいか。だが目の前にいる若い人たちに、この青春文学の香りが皆無なのは何故?観念にはペテンの臭いがするからだろう。「では知ってて何故観念を使うのですか」と質問が来るだろう。「観念にリアリティを感じるから」

Powered by t2b

2011年7月4日月曜日

2011-07-03

  1. ここのところのテーマで、今日も日がな一日気にしていたあの男性は、悪人ではないが善人でもない。ではどちらか?この場合はかなりな悪人でしょう。悪人だが善人でもある。こういう人を善人と言うはず。もう一つ、悪人だが結局悪人でしかない。男社会ではこの三番目のパタンが一番多いようだ。
  2. 仕事場の争いの夢で目が覚めるとは…いくら休んでも追いかけてくる。困ったな。もっと読むしかないかな。それとも土や植物に触れるべきか。
  3. ドイツのラジオ局を聞くと全てが秩序の中にあるので心が落ち着く。暴力的に感じることもあるが、きちんと整える性質は優しさにもつながるのか。だが女性のサッカーWMをパラリンピックになぞらえるのは問題発言にならないのだろうか。
  4. ペリカンの軸がすっこ抜けた。閻魔帳に小さい数字を書く時このペンでないと落ち着かないのだ。典型的強迫神経症の症状?あ〜あ。二度めの修理なので今度はクレー厶を求めてみるとデパートの係の女性と話がついている。万年筆専門の人。知識豊富でてきぱきの専門の人材をどうか合理化しないでほしい。

Powered by t2b

2011年7月3日日曜日

2011-07-02

  1. 梅雨が明けたと聞いたが花曇り、風が強いので過ごしやすい。こんな南の夏が本当は好きでたまらないのに、好きだとあまり友人に言ってなかった。これからは反省しよう。雲を通して差し込む日差しも十分に強く、土の表面はさらさらに乾いているが、地面はたっぷりの
  2. 水を含んで膨らんでいるのかわかる。無駄に膨らんでは無駄に萎む、いわゆる島に住んでいるのだとよくわかる。緑地公園を南下して巨大なホームセンターまで歩いた。色とりどりの雑ぶつ売り場を歩くと夏休みの気分にとらわれてワクワクし始めたものだが、買い物の気力がゼロだ。
  3. 大陸からきたゴムや化学繊維の臭いを嗅いで悪心に捕らわれ、広葉樹の下に逃げてきた。自分が眺めているのは何かの名残で、耳は大安売りのアナウンスの振りをした余韻を聞いている。純粋な開始への期待、は失われたのではなくて、歩きながらぷいと捨ててしまったのだと思う。
  4. 関東の野菜がたくさん売られていることに気づいた。主にほうれん草、小松菜系。こんなところにまで運ばれてくるんだ。県内ものを築地に輸出した帰りの便に積むのだろう。
  5. 酔って書いているとしか思えない詩を読んでいると、ついお付き合いしたくなって赤ワインでも買ってこよう、と一瞬思ったがやめた。すぐに我に返る。本当に飲みたいわけではないんだ。というか、先日の二日酔いのダメージがすごく、まだ回復していない、眼痛とか、肋間神経痛とか。
  6. 肋間神経痛に本態性高血圧と軽度の痴呆が加わるのだから、本当にどうしようもない幽霊だな。無駄話を書くことに時間を使っていると本当に書いておくべき即物的なことのための時間がなくなってしまうぞ。南の島では時の流れは速く、道端にぼたりと落ちた「何か」も瞬く間に乾いていくわけだし。

Powered by t2b

2011年7月2日土曜日

2011-07-01

  1. 悪夢ばかり見る。最悪である。ウィンドウズの水色の輪っかやMacのレインボーサークルが何時までも回っている。白黒のベランダに白黒の植物の鉢がいくつも、いくつも置いてある。登場人物はいないが、ただ悪夢であるということはわかっていて、激しい胸騒ぎがしている。
  2. ひどい二日酔いだった。酒なんて飲んでいる状況ではないのに…あ〜あ。今日絶食しよう、というか、食べられない。
  3. ちゃんとお金を払ってきたのかな。確認するのが怖い。情けない。
  4. しかし、昨日酒席であまり喋らなかった。思い詰めていることが二つも、三つもあると口が重くなるのだろう。口を重くする思い詰めていることというのは、汚れたものである可能性がある。水洗いするように、慎重に考えてみよう。
  5. ややこしい仕事だが決行して、今終えた。疲れ切る。仕事とはいえ人を追いつめ、白状させるのは辛い。だがほとんど失敗した記憶がない。資料の徹底収集と相手に愛情を持つからだと思う。出鱈目で冷たく最低の男なのに、何故か愛情だけはある。自惚れるべきではない。ペテン師の性格かもしれない。
  6. ケルアックのオン・ザ・ロードからの引用「ペテン師だが、人をペテンにかけるのも思いっきり生きたいからで、そうでもしなきゃ見向きもしてくれない連中と付き合うためだった」これはぼくを比喩したものなのか。また、霞が関の官僚を描いた比喩にも見える。
  7. ペテン師は自分がペテン師であるとは決して思っていない。自分がどのような人間なのか、決して自分では気づくことができないのは、考えて見れば恐ろしいことである。
  8. 「あなたは汚いペテン師よ」と非難されるのであれば、「違う」と反論することは無駄なのだ。自分の後ろ姿を見て寝息を聞いているその人の非難こそ自分自身だ。「そうだね、ペテン師なんだ」と認めて、路上でぼんやりと生きていくしかない。

Powered by t2b