2011年7月23日土曜日

2011-07-22

  1. 山道を時速40キロでのろのろ走っていたら、お巡りさん然とした顔の黒いオデッセイが抜いていった。ロードレーサーでこのスピードでこの坂をのぼっているのなら猛烈な速さと感じるはずなのだが。
  2. 樹木の背は高く、下生えはがっちりと絡まりあって動物を寄せ付けない。亡くなった先生の奥さんから頂いた手紙に「主人は木々に囲まれて好きな本を読んで考え事をしているはず」とあった。また別の世界の木々のことだろう。人より優勢な南国の木々の近くで本を読むことは出来ない。
  3. 先日も空港で某同僚を見かけたとき、自分に気づいて彼は急いで目をそらした。ぼくがじっと目を見るので安心して挨拶を返してきた。九州独特なのか南独特なのかわからないが、東京人には決してない、急いで目をそらす、という所作。心は目に見える形を持っているのだと思う。
  4. 緩い山の起伏と植物らが作る短い線、三角や丸や黒い星形の人間の心の形からなる世界を風景として見ている。水蒸気が青く光って走り回っている。このような世界を見る心は冷たい、と言われる。
  5. ひとの言うことは自己評価よりも当たっていることが普通だ。糸の切れた凧のふりをして、実は冷厳と飛行する鉄のルフトハンザ機のようだ、ということかもしれない。落ちているか飛んでいるかわからない、と言いながら、本当はベルトを握ってエスカレーターを降りている。
  6. このギザギザの機械の形を人間の心になぞらえているだけ、という気もする。

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