- 8時間以上連続して眠ったのは、久しぶりのことだ。体調はいい。指先は真っ青に静まり返っている。コーヒーを飲みに行こう。悪人でも善人でもコーヒーは飲む。
- 今朝は気力が久しぶりに残っていて、思いついたことをメモにとることができた。ただ歩いたり、座ったりしているだけに見えても心のマージンを使い切っていたのだろう。自分だけではない。涼しい顔をしている人も、本当へ追い詰められていたりする。
- 富士川氏の黒い風琴という古めかしい訳詩抄を読んでいる。その中にある鴎外訳のファウストの、ニッシェのマリアに祈るファウストの子を身ごもったグレートヒェンの詩に、どうか私が死なないですむように、とある。死と不名誉を免れることができますように、と祈っている。
- 駅で目の前に立っている若い男の人の背中に、筋肉やら脂肪やら固い皮膚やらごちゃごちゃとついている。世田谷に神戸屋キッチンがあって家内とその両親とたらふく食べた記憶がある。一休みしてから夜の川岸段丘をホンダの車を走らせて帰る。その後、地下鉄サリン事件があった。
- お母さんというより若い女の子が、粉ミルクをとくお湯をもらいに厨房に行くが、吉野家にはお湯はないらしい。男子三人シフトの若者たちは優しく、薬罐をとりだして特別にお湯を沸かし始めた。自分が彼らと同じくらいの歳の時、これくらい赤ちゃんに優しかっただろうか。
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